友達の輪のインタビュー「植田幸子さん」 | きっと地球に遊びに来たんだよね!

きっと地球に遊びに来たんだよね!

「私は誰なのか? なぜ生まれてきたんだろう?」忘れてしまっている大切なことを、思い出したい人へ…

わたしたちの楽しみでドキドキのチャレンジ「友達の輪」へようこそ!

 

「普通の毎日を生きる面白い人たち」をクローズアップして、その生き様をご紹介させていただきます。そして、その人から、また別の方へ……ざまざまな個性と魅力に富んだ方々と出会えることを楽しみにしています。


 

第10回目のゲストは、植田幸子さん‼︎

 

小橋千珠さんからのご紹介です。

 

 

 

幸子ちゃんは、京都で旦那さんとパン屋さんを営んでいます。

見た目はふんわりしていて女性らしくて、とても柔らかい物腰であたたかい優しい人なんですね。でも内に秘めた情熱がすごくあって、若かりし頃はバックパッカーだったという、そんな風に想像できないんですけど。旦那さんの夢であったパン屋さんというのを彼女が背中を押して、実際に自分もお店に立って、4人のお子さんを育てているんです。見ていると子供に対する愛情、飼っている猫に対する愛情、そして植物が大好きで。売っているパンにもそうですね。芯があって、しなやかで強くて、愛情あふれるやさしさがあって……という、行動力もあってバランスのいい素敵なお母さんでもあり、素敵な女性です。

 

 

(まり)お名前と、どんなことをされているかを教えてください

 

(さち)植田幸子といいます。今は京都でパン屋さんをしています。4人の子供がいて、子育てをしながらパン屋さんをしています

 

(まり)お子さんはおいくつですか?

 

(さち)一番上が中2で、一番下が5歳です

 

(まり)性別は?

 

(さち)女、女、男、男

 

(まり)素晴らしい!4人のお子さんのお母さんをされながらパン屋さんをされているんですね

 

(さち)はい

 

(まり)どんなパン屋さんなんですか?

 

(さち)旦那さんがパン職人なので、わたしが手伝っているという感じなんですけど。すごくこだわりの頑固職人で(笑)

 

(まり)どんなこだわりがあるんですか?

 

(さち)素材にこだわったりとか、自分が満足するいい商品しか出さないですね。ちょうど丸8年になるんですけど、ハード系とかのパンがそんなにない頃からハード系のパンとか。わたしがワインを仕入れて、ワインとパンとチーズとか、みんなで楽しんでもらえるように置いてます

 

(まり)ワインとチーズも?珍しい‼︎

 

(さち)そうですね。あんまりないですかね。ワインに合うパンも作ったりもしているんです


 

 


 

(まり)お店の名前は?

 

(さち)スペイン語なんですけど「プラビダ」。コスタリカという中米の国に、わたしがいたことがありまして

 

(まり)えーーー‼︎ わたしすっごく行きたいんです

 

(さち)えーーー⁈ コスタリカあんまり認知度ないから

 

(まり)むかしからすっごく行きたいんです‼︎

 

(さち)えーーー‼︎ すごーい‼︎

 

(まり)蝶々がたくさんいるところですよね

 

(さち)そうです。世界中の何割かはコスタリカにいるというくらい、自然が豊かでジャングルもあって。半年くらいなんですけどいたことがあって

 

(まり)それはどれぐらい前ですか?

 

(さち)10年くらい前ですかね

 

(まり)どうしてコスタリカだったんですか?

 

(さち)わたし、もともとスペインが好きで。世界どこも好きなんですけど、なんか分からないけれどスペインがすごく好きで。大学を卒業してから、文化交流大使のようなロータリー財団というのがあって、その文化交流の奨学金があるので応募したらどうかと言ってもらって。それでスペインで文化交流しながら、スペイン語を学べるものに応募して、合格したからスペインに行ける!!と思ったら、なぜか「あなたはコスタリカに行ってください」と言われて。コスタリカってどこ~?ってなったんですけど(笑) 「コスタリカは、初の試みだけど、あなたなら行ける」という感じで、コスタリカに行くことになって。そこで半年くらい文化交流しながら、学校に通ったり、色々していたんです

 

(まり)へぇー!面白い‼︎

 

(さち)スペイン語の挨拶、ご存知ですか?

 

(まり)わからないです

 

(さち)スペインだったら、こんにちはって「オラ」って言う

 

(まり)うんうん

 

(さち)コスタリカは「プラビダ」て言うのが挨拶なんですね。それって直訳したら「ピュアライフ」という意味なんですね

 

(まり)へぇー!

 

(さち)それを言い合っているんですよ。「なんていい人生」というのを挨拶で言うんですね。それがすっごくいいなーと思って。日本にいたらイヤなニュースがたくさんで、生きていること自体がほんまはすごくいいことなのに、不満とかで忘れがちなので、忘れないようにそれを店名にしようと思って。「プラビダ」人生っていいよね、という意味を込めて、その店名にしました

 

(まり)素敵~!

 

(さち)コスタリカの話をこんなに喜んでいただけるとは(笑)


 

 


 

(まり)コスタリカ、すっごく惹かれていて、夢にも出てきたことがあるんですよ。それで1回コスタリカのことを調べたんです。そしたら軍事がない国なんですよね?

 

(さち)そうなんですよ

 

(まり)それで、ますますコスタリカに行ってみたいと思ったんです

 

(さち)そうなんですか‼︎ 嬉しい‼︎ 軍事費を教育にあてるという政策で、世界中で軍がないのはコスタリカだけ

 

(まり)うんうん、調べたらそうでした

 

(さち)コスタリカでホームステイをさせてもらって、コスタリカの人と一緒に生活もしていたんです。コスタリカの人は、言い方はアレなんですけど、すごく可愛くて、コスタリカのことがすごく好きなんですよ。一緒にいるときにコスタリカのことがTVに映ったんですね、そうしたら、とても嬉しそうに「コスタリカ、コスタリカ」って楽しそうにしてて。自分たちの国をとても誇りに思っているということが伝わってきて。挨拶もすごく素敵やなと。もうね、なかなか行けないですけど、忘れたくないなと思って

 

(まり)素敵な話。精神にも触れたいし、自然にも触れたい

 

(さち)ぜひぜひ! それでパン屋さんにその名前をつけたんですけど、パンを通して、生きているのは、本当は楽しいってことをちょっとでも伝えられたらいいなと思って。実際はパン屋なので、パンを通して。ま、美味しいだけでも「幸せやな」と思ったりするので、美味しさを通して「幸せ」って思ってもらえれば……。そういうことをやっている感じです

 

(まり)もともとは、ご主人がパン職人だったんですか?

 

(さち)それもね、面白くって(笑) 大学時代に旅をたくさんしていたんですけど、旦那さんも大学時代に旅をしていた人で。インドにひとりで行くことがあって、インドの山奥で、たまたま日本人がいたので話をしたんです。そもそもの出会いはそこで、旦那さんと初めて会ったんです。26年くらい前ですかね。そのあと、お互いに次はあそこへ行くとそれぞれ言ってたんですけど、なんか急に気が変わって違う場所に行ったんです。ブッダガヤという仏陀の由来の場所に行ったんですけど、そしたらまた会ったんです。どっちも気が変わって、場所が変わって。インドって結構そういうことがあるんです。そのときに「また会った
ね」と話して。当時のわたしは出会う人、出会う人に夢を聞いてたんですけど、そのときの彼の夢が「パン屋さんになること」だったんですよ。そのときは、ただの友達だったんですけど。交流はずっと続けていて、でもパン屋さんになる気配がなかったんですね。普通の社会人をしていて。でも彼はパン屋さんになるのが夢で「やっぱり夢は叶えなあかん」って思っていたし。夢は諦めなかった叶うし、自分の夢は叶えた方がいいんじゃないかとずっと思っていたんですけど、きっかけがあって付き合うようになって、それからですかね。パン職人の方にいくようになったのは

 

(まり)結婚する前にパン屋さん?

 

(さち)そうですね。パン屋さんになろうと思ってというより、わたしがそう仕向けたんですけど(笑) 「パン屋さんになりたいはずやん!」と思って。彼は会社員をしていたんですけど、パン屋さんで修行をはじめて、10年近くやって、京都に来て独立したという流れですね

 

(まり)その前は別のところに、おふたりは住んでいらっしゃったんですか?

 

(さち)そうです。バラバラに福岡と淡路島とか

 

(まり)どうして京都?

 

(さち)わたしの祖母が京都で縁があって。実家は淡路島なんですが、中学校から京都に住んでいて、いまの場所にすごく馴染みがあったんです。独立するならここがいいかなと思って、ここにしました

 

(まり)面白いですねー。お二人で京都でパン屋さんをされて、いま8年くらい?

 

(さち)そうです。独立して8年ちょっとです

 

(まり)毎日、朝早いんでしょ?

 

(さち)旦那さんは暗いうちから出て行って、わたしは子供が出て行ってからです

 

img

 

(まり)ワインの仕入れはどんな風にされているんですか?

 

(さち)ワインの仕入れは、いつかは現地に行きたいんですけど、スペインが好きなので、スペインのワインを扱っているところから買わせていただいてます。いつか行きたいなーと思うんですけど

 

(まり)パン屋さんをおふたりでされていて、いろいろなことがあると思うんですけど、ハプニングとか、おもしろエピソードってありますか?

 

(さち)パンもすごく好きなんですが、わたし自身はそもそもは植物関係の仕事をしていたので、パン屋さんをするつもりはなかったんです。でも、やっぱりこうやって旦那さんと出会って「夢を叶えるのがいい」と思って、こうなって……出会いから、それがハプニングかな(笑)

 

(まり)さちさんにも夢があったわけでしょ?

 

(さち)そうですね

 

(まり)どんな夢があったんですか?

 

(さち)わたしは、ちょっと変わった仕事なんですが「園芸療法士」といって植物で人を癒すという仕事のことを勉強していて、その資格があるんです。いまはパン屋さんをやっているのでやれていないんですが、もともとはそれをしたいなと思ってました

 

(まり)途中から旦那さんの夢がさちさんの夢にもなったんですよね

 

(さち)なっているのかな?(笑) でもいまは、すごく楽しいです。お客さんと出会って、ほんとにいい方が多いので。イベント的に植物を配ったりはしています

 

(まり)自分のもともとの夢があって、パートナーの夢もあったときに、自分の夢をちょっと脇に置いて「この人の夢をいまは叶えよう」とするときって、なにかスイッチみたいなものの切り替えとか、自分の気持ちってどうだったんですか?

 

(さち)たぶん、もともと人のためになにかしたいと思うタイプみたいで、だから自分のことより、人が喜んでもらえるのがすごく嬉しいんです。月日が経ってくると、そろそろやりたいなというのはあるんですけどね。スイッチを切り替えるというのではなくて、それが自分の喜びとして一緒に叶えたっていう感じです

 

(まり)自然だったんですね

 

(さち)そうですね

 

(まり)旦那さんの夢を聞いて、夢を叶えようよっていう(笑)

 

(さち)叶えないと! 彼がひとりだったら叶えなさそうなタイプだったので、もう「一緒にやらないと」って。そうしないとやらないまま一生を終えそうなんですよ。そんなの悲しいし、できるときにやらないと(笑)

 

(まり)さちさんは、誰かを応援したり、あと押ししたり、お手伝いすることに喜びを感じるんですね。もともと植物を使った癒しをしたかったというのもそうかもしれないですね。人生のターニングポイントがいろいろありそうですね


 

img

 

左から3番目がさちさん

 

(さち)考えてみたんですよ。「人に喜んでもらえること」」をすごく考えるのかな?って。わたし、生まれたのがお寺なんですね。それがどこまで関係しているのかわからないですが、10代のときにネパールにひとりで旅行に行ったときに、チベットのお寺があったんですね。そこで初めてチベット人に出会ったんですが、そのチベットのお坊さんが、これまで見たことないくらい綺麗な目をしていたんです。「こんな目があるんや」っていう目に出会って、そんな綺麗な目をしているなら、心も絶対に綺麗やし。チベットという国に興味を持ち出したんですね。チベット人のことを調べたり、チベットに行ったりとか。いまチベットは中国になってしまって、チベット政府はインドにあるんですけどね。ダラムサラに行って、チベット人に会ったりしてたんですね。チベット人の集まりに呼んでもらったことがあって、20歳くらいのときだと思うんですけど。やさしい人ばっかりなんです。そこで「楽しい?」みたいなことを聞かれたんですよ

 

(まり)楽しいって?

 

(さち)そう「楽しい?」「幸せか?」みたいなことを聞かれたときに「わたしは幸せ」て言って「あなたは?」って聞いたら「もしも、あなたが幸せだったら僕も幸せ」みたいなことを言われたんですよ

 

(まり)やばーーーい(泣)

 

(さち)それってね、すごいと思って。自分のことじゃなくって、あなたが幸せならって。自分よりも他人のことを優先しているというか。あなたが幸せじゃなかったら自分は幸せじゃないっていうのをね。その言葉がずっとあるんですね。そんな風に人って、あんまり考えられないと思うんですよ。でもそれってすごく大事なことで、きっとその感情がチベット人の心に根付いていて、だからあんなにやさしいし、あんなに酷い目にあっていても絶対に同じことを返さないし、いつでも心が平和なんですね。そこですごく学んだことがあって、そこがターニングポイントかなと。わたしは周りが幸せじゃないと自分が幸せじゃないと思うんですよね。旦那さんが幸せじゃないと自分も幸せじゃないし、子供たちも幸せじゃないと自分も幸せじゃないから。自分の夢っていうよりは、周りが幸せなことを応援したいなというのが多分あるんだと思います

 

(まり)すごい体験を若いときにしましたね

 

(さち)そうですね。ネパールで出会ったお坊さんとはずっと文通をしていて。いまはちょっとできないんですけど、ずっと繋がっていて、やり取りがあったんです。それがきっかけで、チベット人に出会うことができて、同じ人間だけどいろいろな学びがあって……そういうことがいまの生き方にもつながっているかな

 

(まり)お寺で育ったのでネパールに行ったんですか?

 

(さち)その頃は、あまりにも仏教があたりまえすぎて、それで行ったというわけじゃなかったんです。当時「深夜特急」という小説が流行っていて、アジアのまあまあディープなところに行こうと思っていたんだけど、インドはちょっとまだ怖くて、とりあえずネパールぐらいなら行けるかなと思って行ったんです

 

(まり)最初から海外は、ひとり旅ですか?

 

(さち)小さい頃に親に連れて行ってもらったことはあったんですけど、自分の意志で行ったのは、たぶんスペインが最初ですかね。そのあとアルバイトしてお金貯めるたびに、いろいろなところに旅してました

 

(まり)さちさんは、どうして旅をするんですか?

 

(さち)いま思うと普段の生活では出会えない人に出会えるというのが、たぶん大きかったかな。いまの生活は限られた時間でしか出会えなかったり、広がりがそんなになかったりするんですけど。ひとりで旅に出るとたくさんの人に出会えて、そこから学ぶものがすごくたくさんあって。一時期、夢を聞きまくっていたんです。そうやって夢を聞くことがすごく力になったり。出会いと価値観を広げるのが大きかったかな


 

 


 

(まり)旅は、出会いと価値観を広げてくれるものなんですね。夢をみんなに聞いていたのは、どうしてですか?

 

(さち)なんででしょうね。その人がどういう人なのかというのを、たぶん知りたかったんじゃないですかね

 

(まり)夢を聞いて、その人を知る。その人のことが分かる

 

(さち)旦那さんとは偶然、出会えたんですけど。旅の出会いって一瞬で、数時間しかいられないなかで、その人のことを知りたいと思ったときに「どんな夢があるんやろ」って興味なんですけどね

 

(まり)夢を聞かれると人は最初ドキッとすると思うんですよ。夢をいつも考えている人は、わたしの夢はねって語れるけど。夢ってことを考えたことがない人は、自分の内側にぐっと入る感じがする

 

(さち)メンドくさいタイプ(笑) 熱いんですよなんか

 

(まり)生きるってことに熱いのかな?

 

(さち)せっかく生まれたんやし、楽しく一生懸命生きれればいいなっていうのが、たぶんあるんだと思うんです

 

(まり)さちさんの人生のこだわりはそこですか?

 

(さち)そうですね。せっかく生きてるし楽しまないと損みたいな

 

(まり)子育てもそんな感じですか?

 

(さち)あっという間に大きくなっちゃうんで、いま楽しまないとって。毎日、毎日、楽しまないと損だなって思うんですけど。でも現実、忙しいので

 

(まり)忙しいでしょう。4人のお子さんにすごく手がかかるでしょう?フルに働いているわけでしょう。どんな生活なんですか?

 

(さち)楽しんでばっかりいられないですよ(笑) 忘れないようにしないといけないなーって思います

 

(まり)子育てをするうえで、ここ大事にしたいというものはありますか?

 

(さち)価値観を広く。「これだけじゃないねんで」っていう。いろいろなこと大丈夫よ、別にこれじゃなくてもいいのよって。狭い価値観でいるとしんどくなっちゃうんで、世界は広いよ、いろいろな人がいるよ、ということを何かのポイントでちょっと入れてあげて。なんかのときに楽になったらいいなーとちょっと思ってますね

 

(まり)お子さんたちも旅をさせたいですか?

 

(さち)ひとり「外国怖い」って言っている子がいるんですけど(笑) でも、興味がある子は、どんどん行ったらいいとは思っています


 

 


 

(まり)いまは旅はどんな感じですか?

 

(さち)去年、ほんとに何年か振りに、ポルトガルに仕入れもかねて行くことができて

 

(まり)家族で?

 

(さち)母も行きたいって言うので、母も連れていったんです

 

(まり)久しぶりのポルトガルの旅はどうでしたか?

 

(さち)興奮しすぎて、寝られなさすぎて(笑)

 

(まり)楽しくて

 

(さち)楽しくて。違う空気を吸うのは大事なことだなって思いました

 

(まり)京都のよさってなんですか?

 

(さち)どこかに行って帰ってくるとホッとするんです。なんか空気が違うんですよ。みんなが、ちゃんと生きているという感じがして。何かものを作るにしても、すごくこだわりを持っていて、他の人に恥ずかしくないようにちゃんと作るというか。自分自身に芯があって、しっかりしているところがあって、いろいろなお店に行っても「みんな頑張ってる!」という気がするし。むかしからの文化が根付いていて、伝統にいつでも触れられるというところは、日本に何か所かしかないと思うんです。そういう日本というよさを感じますかね

 

(まり)コスタリカのこととも似ているんですけど、京都の方は京都が好きですよね。自分の土地に誇りを持ってますよね

 

(さち)そうですね。そういうのありますね

 

(まり)さちさんの話聞いて、胸がいっぱいです

 

(さち)思い出すと面白いことがいっぱいあって、やっぱり人生は楽しいな。いろいろな偶然があるんですけど……園芸療法士の話をちょっとしてもいいですか?

 

(まり)もちろんしてください

 

(さち)園芸療法士のことは、たまたま本を読んでいて、そういう仕事があることを知ったんです。まだ日本には学校がなかったんだけど、ニューヨークの植物園で勉強ができると知ったので、仕事してお金貯めて、そこへ行こうて決めて頑張ったんですね。そろそろ行こうってなったときに、911のテロがニューヨークであって、行けなくなってしまったんです。それこそ夢が、学ぶところがなくなってかなり落ち込んだんです

 

(まり)うんうん

 

(さち)実家が淡路島なんですけど、淡路島にとりあえず帰って、どうしようかなと思っていたら、淡路島に園芸療法士の学校ができたんですよ

 

(まり)えーーーー‼︎ 凄いー‼︎

 

(さち)兵庫県立のしっかりとした学校ができたんです

 

(まり)県立の? 凄い‼︎

 

(さち)すっごい偶然なんですけど

 

(まり)さちさんの為にできたとしか思えない‼︎

 

(さち)アハハハ! 一期生でそこに入れたんです。全寮制なんですけど一年間みっちり勉強して、資格をとって……と。やっぱり夢はあきらめたらあかんな、というか。あきらめずに夢を見続けたら叶うんかなとは思いますね

 

(まり)記事を読まれる方にも、すごく心強い言葉ですね。あきらめそうになる人もいっぱいいるけど、さちさんからの素敵な実体験のメッセージですね


 

img

 

(さち)はい

 

(まり)さちさんは、これからやってみたいことってありますか?

 

(さち)園芸療法士をしようと思ったのは、心に傷を負った子どもに、植物を通して癒しになって、せっかくの人生をその子が幸せに生きられるようなお手伝いができるといいなと思ったんです。いまはちょっとできていないですが、まず子どもたち、自分の子どももだけど、虐待が多いことも、すごく気になっていて。お母さんでしんどい方もいっぱいいるし、そのお子さんもしんどい子がいっぱいいると思うので、なにかちょっとプラスになるようなことができるといいなと思って

 

(まり)さちさんのひとつの夢ですね

 

(さち)あとは、パン屋さんでいろいろ海外に行って、仕入れたりしたいです

 

(まり)楽しみですね‼︎ 次に紹介していただく方は?

 

(さち)スイスに住んでいるヨース桃子ちゃん。学校は違うんですけど、大学時代の友人で、彼女も旅をしていた子で、スペインが好きで、共通点がいろいろあって。いまはスイスに住んでいますが、いつもすごく頑張っているんですよね。いまはヨガを頑張っていて、子育てしながら学校通って、ヨガを教える免許もとって。すごく素敵な人です


 

次回は、スイス在住のヨガの先生のヨース桃子さんです‼︎

 

植田幸子さん、どうもありがとうございました!!


 

お店のURL

Facebook  https://www.facebook.com/puravida.pan

instagram   https://www.instagram.com/puravida0511/