いつもありがとうございます。八萩です。




ホームページはこちら。





コピックアワード2022に

参加させていただいておりました。




の続きです。


(エッセイ「カタツムリの速度で」より抜粋)

被害者が
「嫌いなのはわかりました」
「でもずっと嫌がることやってるでしょ」
と言うと、
殴らない加害者が、殴る代わりに
「おい!」とか「ふざけるな」
って怒鳴って解決しようとする
場合もあります。
 


そうしたら
「もうやっつけないでほしいんだ」
「もっと普通(冷静)にコミュニケーション取ってほしんだ」
って言う方法もあります。



加害者が
「おれは普通(冷静)だ」と言ったら
「じゃあ、脅さないでコミュニケーション取ってほしいんだ」って言ってみましょう。



加害者はコミュニケーション能力の低い人。
被害者にずっと自分の気持ちを
考えてほしかったのに、
方法が制裁しかなかった悲しい人なんです。



前ページの注意書きで
ちょっと触れましたが、
殴られる恐れのある被害者は、
加害者に言わなくてもいいんです。
被害者に攻撃する傍観者はいっぱいいる。
彼らもダブルバインドで苦しめる。



言ってもいい相手だったら
「嫌いなのはわかりました」
って言いましょう。
被害者は彼らに好かれることを、
必死になって考えなくていい。
あなたは悪くない。
嫌われてるだけです。



嫌ってるわけじゃないことを
理解してほしい傍観者は
それなりに働くと思います。
働かなかったとしても、
美しい自分を演じることに敗れます。



(ダブルバインドから自由になる、終わり)