今日、兄が意識を取り戻してから初めての面会へ行くことができた。
兄は少し痩せていた。
兄は時々笑って、時々泣いていた。
私も思わずもらい泣きをしそうになったが、こらえた。
兄が生きていることに感謝した。
兄がいないと、やっぱりさみしいものだ。
毎日顔が浮かぶ。
小さな虫たちは、少しづつ進む。確実に進む。
兄が倒れる2、3日前に言っていたことを伝えた。
「俺さ、今までなんでこんな事が起こるんだろう。。って思ってたこと全てが近道だった、って、言ってたよ。だから、今大変だと思うけれど、ここがお兄ちゃんにとって近道なのかなと思ってる。お兄ちゃんまってるからね。」と。
じゃあまたね、と手を振ると、ピースサインをした。