不思議なことに私が植えた木は、紅の花が咲く木と白の花が咲く木の両方を植えても白花の木しか育ちません。
日本は昔から紅白の配色が使われてきましたし、紅白は日本の国旗の色でもあります。
紅(赤)は 力強いエネルギーを感じる「喜び」 を意味し、白は清々しさ・新しさを感じる「始まり」を意味するといわれています。
そこで、木を植える時も何となく紅白の花を楽しもうと1本ずつ植えていたのです。
ところが…。
ハナミズキ・ネム・沈丁花・椿・梅など、白花の木だけが残るのです。
亡くなった父が育てた椿や梅は、今も紅花の木が元気に育ってくれています。
そしてある時、父が好きだった酔芙蓉(すいふよう)の苗を見つけて植えてみました。
酔芙蓉と言うのは、咲き始めの花の色は白なのですが、日が暮れるに従って次第にお酒に酔っ
たように赤みを増し、夜には完全な紅色になるので、この様な名前が付いたのだそうです。
これは、白花とみなされたのでしょうか・・・?
取り敢えず毎年元気に奇麗な花を付けて楽しませてくれています。