昔は、お雛様をセットで購入するのではなく、皆さまからのお祝いで揃って行ったそうです。
ですから お雛様の台や、お道具の模様もよく見ると様々です。
掛軸は「鯛と蛤」と「出口王仁三郎さん作のお雛様」を1年交代で飾ります。
今年は、王仁三郎さんの年です。お内裏様が何となくご本人の様で、微笑んでしまいます。
お雛様の中で、ちょっと変わっているのが五人囃子の雅楽楽器。「笙」です。
そして、漆塗りで本物そっくりに作ってあるお道具にも感心しています。
で、不思議なのが徳川家から頂いたと言うこのお道具。
実は雛壇もお雛様も全て揃っていて、オルゴールの鳴るものもあったとのこと。
ところが、ある時泥棒が入り、蔵にしまってあった物が盗まれたのだそうです。
そして、たまたま仕舞い忘れたこのお道具が、一つだけ残っています。
ただ、家紋が「徳川」と「島津」・・・
理由がお分かりになる方がいらしたら教えてください。EMI