独身で、
給料の大半を、
パチンコが占めていた時期、
夜勤勤務から解放されて、
ほっと一息ついた頃、
駅前のパチンコ店が開店します。
制服から私服に着替えて、
まっすぐ寮に帰れば、
良い子なのに、
パチンコ店から
流れる軍艦マーチで、
すでに戦闘モード、
速足で店内に突入、
十分な玉を確保して、
パチンコ台と対峙。
あの頃って、
寮に帰れば寝るだけ、
目が覚める頃は、
もう夕方か夜になっていて、
それがもったいなくて、寝てなんかいられない。
やっぱ、男の子は、
いつだって勝負しなきゃ・・・、
とは言っても、
やっぱり夜勤明けは眠い・・・、
珈琲とたばこで集中しようとしても、
眠気で、財布は開きっぱなし、
思考のブレーキも甘くなって、
滑りだしたらもう止まらない。
そんな日常が、
かなり続いていました。