R5年2月11日(土) 曇
倉庫の裏では、ホームセンターで購入した大型タライが並び、その内の一つでハヤの幼魚が飼育されています。
ハヤとは小川~渓谷にかけ何種いる川魚の総称。
我が家にいるハヤは、主に「カワムツ」「オイカワ」「アブラハヤ」の三種ですが、アブラハヤは渓谷に多い種だけあって、流れの良い水槽で飼育しなければ上手く飼育できません。
今回、姿が見えなかった事から、もしかすると今の環境に耐える事ができず死んでしまった可能性が高いです。
元々、ハヤを川から捕ってくる理由は、ウナギ、ナマズ、ライギョ、ドンコ、すっぽん、ゲンゴロウ、ヤゴ、ミズカマキリといった、我が家で飼育する肉食魚(又は虫や亀)の餌としてですので、持ち帰って仕分けする中で、アブラハヤがまぎれ込む事は仕方がない事。今年は1月を仕事でバタバタしてしまって、魚の飼育をほったらかし(最低限はしていますけど)にしていました。来年は冬限定でアブラハヤの飼育を行いたいと思います。
独特のヌメッたような肌艶と模様は、けっこう魅力的です。
カワムツにも言えますが、日本の川魚って、模様が綺麗で観賞用にも十分通用する種が存在します。
あまりに身近過ぎて、つい視野にはいらず・・ってやつですね(苦笑)
さて、タライの中のハヤですが、痩せています。
メダカの餌をパラパラふると、冬場でも喜んで餌を食べてくれますが・・初夏~夏場のように太りません。
この時期、ワイルド(自然採取)も同じ状態ですので、何か因果関係があるのかもしれませんね。
ある一定に育った個体でしたら、冬場関係なくまるまると太っている事から、幼魚の飼育方法には何か謎めいたモノを感じています。
例えばワイルドも冬場は流れの少ない水草や岩陰で過ごしながら少量の餌を摂り、そして痩せています。
もちろん時期に応じて餌が増えて過食したり、餌が少なくて餓える点は考慮していますけど、冬場は動かない分、体力の消耗はあっても何故に太りが悪いのか?
このあたりの謎がわかったら、幼魚の養殖を本格化させ、飼育ウナギの餌が効率的にまわせるのですが(苦笑)
昨年は何度かハヤ幼魚の飼育(ウナギの餌に使えるよう育てる目的)にチャレンジしました。
タライ飼育であっても、十分な酸素を与え、水質・水温管理を行う事で、多少は餌に適する大きさに育った個体もいましたので、個体差は十分考えられますけど。
大きく育ち生き延びる生命力をもって生まれてくる個体と、大きく育つことができない・・強き者の餌となる為に生まれてくる個体がいる話は、このブログでも度々取り上げました。そこが生命の神秘であり謎でもあるわけですけど。
愛媛県と言えば、県魚は「真鯛」である程、魚の養殖は盛んです。
他にも「ハマチ(ブリの若魚)」や「ブリ」、最近宇和島では、江戸時代、伊達政宗の流れをくむ宇和島・伊達藩が統治していた事に由来した「伊達マグロ」「伊達スマガツオ」の養殖も盛んとなっています。
真鯛は孵化からの飼育技術のようですが、その他の稚魚はワイルド(自然採取)らしいです。
ならば一定の魚以外は途中に死んでしまったり、育ちが悪かったりするはず。それがそうならない点は何故??
高カロリーで計算された餌が秘訣なのか・・?
凡人の私にはよくわからない点でもあります。