ジャズ・ボーカルにカテゴライズされると思いますが、カサンドラ・ウィルソンのマイルス・デイビスへのトリビュート・アルバムの「TRAVELING MILES」は素晴らしいアルバムです

「TRAVELING MILES」でのカサンドラのボーカルと絡みつくようなスティーブ・コールマンのアルトサックスが官能的に響きます

「RIGHT HERE,RIGHT NOW」ではスライド・ギターとトワンギー・ギターと木琴がノスタルジックに響きますが、リズムはシンコペートしたアフロな感じで新しい響きがあり、心地よいナンバーです

震災後の日本公演で株を上げたシンディ・ローパーのクラシック・ナンバーの「TIME AFTER TIME」では繊細なアレンジによって、曲の素晴らしさが際立って、ため息が出てしまいます

「SEVEN STEPS」では、アップライト・ベースの恐ろしく格好良いベースラインに導かれるようにピアノ、ヴィブラフォン、ヴァイオリンが徐々に入ってきて、カサンドラのボーカルが曲のサビを歌い出した瞬間、素晴らしい演奏が始まるのを確信します

ランニング・ベースの上で色鮮やかなアドリブをみせるヴァイオリンは特に素晴らしいですね

スリムクラブも驚くくらいに、「TUTU」での間をたっぷりとった演奏も素晴らしいですね

このアルバムの発表直後のブルーノート東京でのライブで「SEVEN STEPS」を演奏したとき、スタジオ録音よりもアップテンポで瑞々しく弾けまくっていたピアノのフレーズが、いまだに頭の中で鳴り響くことがあるくらい素晴らしかったのを思い出します











