性善説と性悪説
語源とはちょっと違うかもしれませんが、
性善説スタンス=相手の言うことを信用するスタンス
性悪説スタンス=相手の言うことを疑うスタンス
とすると、これを使い分けることがキャリアコンサルタントにとって必要です。
カウンセリングでは当然性善説スタンスで臨むわけですが、例えば面接のアドバイス等では、性悪説スタンスに立つ必要があります。
自己分析では「なぜ?」を5回繰り返しなさいと言われますが、「なぜ?」を言い換えると「本当に?」とも考えられます。
面接で「なぜ?」と言われたら、「本当に?」と言われていると考えて、信じてもらえるように補足の説明をしていく必要があります。
初対面の(疑い深い!)面接官に話を信じてもらえるように、あらゆる角度から応募者(クライアント)の説明の穴を塞ぐ努力をしなければなりません。
そのためには性善説スタンスでクライアントの話を聞くだけでは足りない。
あるときには性悪説スタンスで指摘をする必要がある、ということですね。
言うは易く行なうは難し…。
面接準備
■面接の準備で大切なこと
・前向きな内容で仕上げる
・具体的な内容を盛り込む
・過去の体験に基づいて感動的なストーリーに仕上げる
・簡潔かつ的確に回答する
■面接官が求めていること
・戦力として計算できる程度のスキル
・既存社員と共存できる程度の協調性
・(基本的に)長期就業できるだけの自社へのロイヤリティ
■原理原則
面接は自分を商材とした営業です。
営業のコツは、ただ商材をアピールするのではなく、その商材を購入したらどれだけメリットがあるのかを顧客に伝えることです。
面接官が求めていること全てを満たしていなかったとしても、他の部分でそれを補えるケースもあります。
どれだけ相手側(企業)のことを考えられるかどうかが大切ですね。
転職の成功(失敗)
転職の成功(失敗)とは、何をもって判断するのだろうか。
このテーマを考えるときに大切な要素が「タイミング」。
いつ判断するのかによって結論が変化する可能性があります。
例えば、入社前は「年収UPを叶えて転職成功」と思っていたのに、入社後には「忙しすぎて転職失敗」だと思う、等の事例が考えられます。
入社後のギャップを減らすために、自分の判断軸をなるべく洗い出しておくこと。
というのもひとつの手だが、それとて100%を保証するものではありません。
大切なのは「どんなことがあってもやりきるんだ」という「覚悟」ができるかどうか。
覚悟ができていれば、多少辛いことがあっても乗り越えていけます。
覚悟ができていなければ、ちょっとでも辛いことがあったら「失敗した」とか「辞めたい」とかマイナスなことをすぐに考えます。
自己分析を徹底的にしたり、入社前に企業調査をするのも結構ですが、経営環境が激しく変化する昨今、入社後に企業体質が変わる可能性も大いに考えられます。
せっかく仕事をするのであれば、覚悟をもって入社して、困難を乗り越えるんだ!という気概が欲しいですね。
組織も社会もそのような人材を求めているはずですし。
それができれば、どんな転職も成功と言える日が来るんですけどね~