ご訪問いただき、ありがとうございます。
久しぶりに魂に響く
素晴らしいアート芸術に
触れてきました。
それも、美術館ではなく
レストランで。
そのお店の名はAkrame アクラム。
シェフAkrame Benallalの名前です。
今回は夫と私の共通の友人からの
特別な招待でした。
苦楽を共にしたバディー！
フランス人夫妻2組と私達です。
場所はパリの中心
マドレーヌ寺院のすぐ側です。
この場所に
こんな世界が出来上がっていたなんて、、、。
アクラムは、以前16区にありました。
その時も相当話題になっていて
今から10年前くらいに
友人達と出かけた事があります。
その時の印象がずっと
心に残っていて、またいつか訪ねたいと
ずっと思っていたのです。
お店がパリ中心部の
マドレーヌに引っ越した事を知り
今回、訪問する機会に恵まれ
とても楽しみにしていました。
キッチンはオープンスペースになっていて
カウンター席もあります！
ゆっくりテーブル席で楽しみたい場合は
奥のこのお部屋。
さあ！宴の始まりです。
Akrameシェフの料理は独特で
「黒」を創作と演出の柱にしています。
その世界観だけでなく
実際の素材を際立たせるその
テクニックには
目を見張るものがあります。
牡蠣に冷たいお出汁のアイス粒が
乗っています。その旨みたっぷりの
冷たさが口の中でとけて牡蠣と
混ざっていきます。
プチプチとろ〜り。アボカド、キャビア、
クリームソースに、極め付けは海苔！
雲☁️の上のオブジェは
外はカリッと、中はソフトなソーセージ？！
串に刺されているのは
炭火で炙られた、半生ホタテです。
アミューズが終わったところで
素敵なケースに立てられた
メニューロールの入った素敵な箱を持った
ギャルソンが部屋に入って来られました。
色々な色のベルトでとめられている
メニューロールの中から一人一人が
好きな色を選びます。
この演出に皆で盛り上がります。
待たされる事なく
お任せメニューが
次から次へと運ばれます。
アンコウ
これは友達の何かのシーフードでした😅
小鴨
チーズ・コンテ
デザート部門に突入！
この時点で
また素敵なカードが配られます。
カードの所々が焼け焦げているのも
全て演出。
光、質感、素材で表現、創作される
スーラージュの黒のアート世界を
料理人・アクラムが
炭火燻製という方法で表現した
スモークパイナップル🍍
これはアクラムシェフ思い入れのオリジナル。
私達がどこにいるのかも
忘れてしまいそうな
見たことのない体験。
↑「いくら美味しそうでも
欲張って一番下の石を食べちゃだめだぞ」
と友達😆
ここに辿り着くまで4時間が経過。
止まらないストーリー
空間についても
語らいました。
天井の彫刻は
よーーく見ると「人」なんです。
ど迫力アート！！！
人が落ちている瞬間
地面まであと僅かのところ！
その地面では
極上の料理を楽しむ
また別の人間たち。
友達が、
「Lugubre」
というフランス語を使いました。
"lugubre"は、陰気な、暗い、
不吉なといった意味を持ちます。
場所や雰囲気が悲しいまたは不気味な
感じを与えることを指します。
この場でこれを語らうのが
正にフランス人。
この落ち行く人は
何に向かっているのか
極上のお料理を囲む人間は
どこに向かっているのか？
究極のNow？!
其々の詩的？哲学的？解釈に委ねて
黒いアートで有名な
Pierre Soulageの話。
Rodezという街に、彼の
美術館があるそうで
友人がその美術館を探して
見せてくれました。
調べたら
モンペリエとトゥールーズから
同じ距離のところにあります。
覚えておこう。
いつかこの極上料理のルーツを
訪ねる旅もいいかもしれません。
Akrameは、マドレーヌ寺院裏のメイン通り
7番地にお店の表示があります。
真っ直ぐ通路を抜けて中庭に抜けたら
左側にレストランの扉があります。
今日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
パリは相変わらず朝晩夜肌寒いですが
日中は太陽も出て、汗ばむような
気候になってきました。
春ですね！🌸
公園の花々も楽しみです。
それでは、皆様、素敵な週末を
お過ごしくださいね✨
ボン・ウィークエン
Akrame
7 Rue Tronchet, 75008 Paris
お手数ですが、今日も絵をポチッと応援
クリック宜しくお願いいたします
