がむがむ 卒業 | TAKのブログ

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主として60・70年代のサブカルチャー備忘録、いけばななど…

 吉田彰氏の記事を書いてから、なぜか、折につけこの曲がアタマをまわっている。75年の、知る人ぞ知る曲。


 


 ♪学生時代が終われば二人にも やがて別れがくるのは知っていた


  生まれた街へ帰る 僕だから…



 自宅通学の大学生には、わからないかもしれない、このメンタリティ。このまま遠距離恋愛として、辛い日々を送ることを選択せず、別れを勝手に決め、さよならの手紙を書き置き、寝ている彼女の頬に口づけをして去っていく。


 男の側から描いた身勝手が、歌になったのが70年代。今では、成立しないだろう。通信手段もいくらでもあるし…



 今時分「牛乳配る音」は響かないが、でも、曲作りとしてはメンタルを刺激されるような3分余りのストーリーを奏でる。




 実は財津和夫さんのプロデュースによりデビューした「がむがむ」。位置づけは「チューリップの弟分」。なるほど、曲を聞けば、チューリップがとりあげていてもおかしくはない曲作りだ。もちろんこの「卒業」の詞と曲は財津さんの手による。




 そして、このユニットのベーシストとしてオーデションを通過、採用されたのが宮城伸一郎氏。がむがむの3枚目のシングルであるこの曲で、彼はベースと、リードボーカルをとっている。この甘い歌声は、そう、宮城氏。




 先日書いたように、吉田氏脱退の後、ずっとチューリップのベースを弾き続けているのが、彼。弟分が高上がりした。なんだか荒井注が抜けたドリフの後ガマをしょった志村けんのようだが…




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 ときに、この動画の歌詞の訂正です。


まだつらい朝⇒まだくらい朝







がむがむ