加茂族は蹈鞴を生業としていた。

彼らの神は、石上に繋がる。

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★目次

☆1 加茂族

☆2 加茂神と石上と三輪の神

 

  加茂族

 

(「儺の國の星」拾遺43、繁根木星(はねぎのほし)より引用)

加茂の氏族はこの”うづみの”即ち山が崩壊して推し潰したところを選んで部落を形成した。鉱脈が粉砕され、これが土地の下敷に沈殿しているからである。槖師(たくし)を石上といひ、石を鍛(う)つから、その常用必携の団扇や扇子をその地形に見立てたものと考えられる。沼沢池であるから、水鳥がよくそばまで泳いでいた。特に鴨は加茂なる指名に採られて今も京都に残っている。

 

引用によると、加茂族は鉱脈が沈殿している”うづみ”の地に住み着いたという。

(この”うづみの”は山麓の扇状地を意味するともある。)

 

槖(たく)とは、一文字で「ふいご」と読む。

鍛冶屋が火を起す時に使う道具のこと。

 

石上とは、鉄を精製する=蹈鞴の一族のことであったらしい。

加茂氏もまた、「石上」であった。

 

下の引用には、

礒神が砂鉄を掬って炭とまぜて鉄を求めた仕事は

ともある。

加茂氏の神=石上=礒神(高良神)=蹈鞴の神であり、彼は鉄を意味する「ふるみたま」=布留御霊なのであった。

(下記、記事)

 

(加茂氏は鴨であり、賀茂。

漢字は違っても皆、同族となる)

 

  加茂神と石上と三輪の神

 

加茂神は、三輪の神と同神。

 

明日香の亀石から、長尾神社の伝承に繋がった。

三社の神は同神と示唆するもの。

摂社も末社もすべて、彼らになる。

 

「大和に竜が住んでた。
竜王宮(大和高田)が竜の頭で、長尾神社がその尾という伝説。

また、竜王宮が大蛇の胴体で、大神神社ー竜王宮ー長尾神社が大蛇の化身であるという伝説」

(「奈良県歴史資源データベース「いかすなら」より参考)

 

 

天照大神=建玉依比古命(鴨玉比古命=鴨神)=豊玉彦=三輪の神の大物主神

 

豊受大神=建玉依比売命=豊玉姫=市杵島姫命=御炊社の豊受大神(御炊屋姫)

 

大神神社

 

大神神社の摂社の御炊社は、御膳津神(みけつかみ)が祀られ、豊受大神とウカノミタマと同神。

 

御炊屋姫の名は、それを意味していた。

よって、三輪の神の大物主命は、饒速日命。

彼は、石上神宮の神。

 

加茂神が、三輪の神=石上神宮の饒速日命ということになる。

 

加茂神は、佐賀の荒穂神社からも繋がっている。

祭神の五十猛命は高良神であり、彼は物部の神の饒速日命であった。

 

 

また、饒速日命の饒(にぎ)は、砂鉄を意味する物だともある。

地震=なゐで揺り動いて煽り出るからとあった。

 

やはり、饒速日命の名にも、鉄=石上の意味があったようだ。

 

( つづく )

 

 

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