饒速日命はアマノトリフネに乗って、大和へやってきた。

 

それは空を駆け、彼は地上を見下ろして

「日の下(ひのもと)の国」と言われたとある。

(大阪の日下・くさか、日本の名の由来)

 

明らかに空を飛んでいた。

磐船の神、飛行の神とも言われる所以だ。

 

 

それは何か。

彼を祀る社や伝承にあった。

 

(以下の神はすべて饒速日命と御炊屋姫(みかしやひめ)

→☆神*総まとめ

 

 

☆籠神社

 

天火明命と豊受大神。

籠の由緒は、ご祭神がやってきた乗り物の様子。

 

海に潜っても水が入らない籠

空を飛び、光る籠

を意味する。

 

 

☆安曇磯良神

 

彼は筑紫では安曇磯良神(あんとんいそらしん)であり高良神(住吉神)。

フジツボを顔につけ、海から現れ

神功皇后に干珠満珠を授けている。

(高良玉垂宮神秘書など)

風浪宮には木彫りの像があった。

 

☆志賀海神社

 

境内にある亀石にはこんな伝承がある。
 

「神功皇后が祈ると、黄金の雌雄の亀に乗った志賀明神と勝馬(かつま)明神が出現。

皇后に千珠万珠の玉を授け、船の舵と航路を守り導いた」

 

*二柱は志賀海神社の神=高良神(住吉神)

 

神功皇后に授けた=垂れる

故に、高良玉垂神。

(以下、詳細)

 

 

神秘書に安曇磯良神(高良神)と同神とある鹿島神の伝承。

 

☆鹿島明神

 

「琉球神道記」にこう記されている(以下要約)

 

「鹿島の神はタケミカヅチ神。

鹿島の海底にいた

顔に牡蠣をつけ磯のよう、故に磯良。
神功皇后の三韓征伐の時に、亀に乗り九州へ来たり、舵取りとなる。
筑前の鹿の島(志賀島)、奈良の春日神、鹿島神は磯良の変化」

 

亀に乗って九州へ来た!

普通の亀じゃありえません。

 

*これは鹿島神と磯良神が同神であることを示唆するものであることが大きい。

(春日の神は、鹿島の神が鹿に乗ってやってきたと同じ)

 

(*ここから派生する「舵取神」も彼の事)
 

 

 

上の琉球神道は、高良大社の伝承や、こちらの神楽の磯良舞とそっくりだ。

 

 

亀に乗って海から現れ、玉を神功皇后に渡す

この話を元にしたのが、

 

*海幸彦山幸彦(豊玉彦、豊玉姫)の伝承、

*浦島太郎(=300年生きた=武内宿禰を意味する)
(*羽衣伝承ほか)
 

 

上記の話は同じであり、同じ神。

 

ご祭神の乗り物

海に潜っても水が入らない籠

空を飛び光る籠

海から現れる安曇磯良神の姿

乗ってきた亀

 

神は饒速日命。

では、それはアマノトリフネ。

 

 

 ただの船ではない。

 

彼はそれに乗り、「海の中から現れた」のだ。

決して、海上ではなく。

 

 

籠の形をして

空を飛んで光り

海に潜っても水が入らない

 

あまりにも鮮明な表現。

 

 

今の人なら思うはず。

それって、UFOじゃないの?

 

 

志賀海神社にはこうあった。

「亀は池に放ったが、後に石に姿を変え、金印公園近くに現れ、社前に納められた」

それが境内にあるこの石だとされるが、それは「由緒」の話。

 

 

もしもUFOだとすると、玄界灘の海にまだあるのかもしれない。

それは、そこから現れたのだから。


もしも彼がアマノトリフネに乗って宇宙からやってきているのなら。

 

 

 

は!

”顔に牡蠣をつけ磯のよう、故に磯良”
では、磯の由来は「宇宙船・宇宙から来た神」か?!!
では磯良神も、磯宮であった「伊勢」も!

石上(いそのかみ)神宮も!


そう言えば、饒速日命の名の一つ布留神のフルは、「隕鉄(宇宙から来た隕石)」のことだった。

 石上神宮の御祭神の名です。

 

☆後に「儺の国の星」にイソラのイは星、ソラは宇宙空間を意味するとあった。

那珂川では天の川をイソラ川と呼んでいた。

 

イソラは、本当に宇宙の神という意味だったのだ。

では、磯宮であった伊勢は、宇宙の神の宮ということになる。

 

糸島の志登神社にも、亀があった。

祀られているのは、神功皇后と豊玉姫。

 

二柱も同じ神なので、共に祀られているのだ。

 

 

次は志登神社へ。

 

 

 

 

 

 

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