高良大社の「祇園山古墳」は、卑弥呼の墓の候補地の一つ。

ここは神に繋がる重要な場所。

★前回の記事


筑後国一之宮の高良大社のある高良山の麓に

「祇園山古墳」がある。

 

卑弥呼の墓の候補地の一つであった。
その理由は

*卑弥呼の時代と重なる

 造営推定年が3世紀半ば
*魏志倭人伝に記載されている「殉葬者100人」に迫る60体が側に埋葬されている
*該当する墓は盗掘されているものの、側の墓からは鏡等が出土

(鏡は高良大社の宝物殿にある)

(下記HPを参照しました。詳しくはこのHPで)
http://wwr2.ucom.ne.jp/hetoyc15/kodaisi/himikotyou/himiko3horon.htm 

 

 

 高良山へ続く道を横切る、高速の高架をくぐるとすぐ右(南)へ。

 

 
この上が古墳。
 

隣に高速が走っている。
何割かは削られたが、土地の人のご尽力によって大部分が残されることになった。

 


 

(クリックすると拡大されます)
(案内板、綺麗になってる!ありがとうございます!)

祇園山古墳測量図。
古墳の周りには60体以上。

奈良の箸墓古墳も卑弥呼の墓の候補地となっているが、「殉葬者(に見えるもの)」はない。
ここのは後の埋葬との説が有力であった。
 
当時は殉葬自体が無かったともされている。
魏志倭人伝のそれは、向こうの人の感覚ではないだろうか。
 

 

頂上には吹きさらしの石棺が一つ。


見えてる部分は、縦1.5m、横0.6mくらいか。
台形(四角錘台)になっており、底の方が広いそう。
 

どなたかが置かれた花があった。
この地は古くは高良大社の関係者の邸宅があり、代々大社の方々により聖なる土地だと大切にされてきた。

その為か、途方もない時を経ているからか、ここはとても居心地がいい。

 

 

眺めがいい地を「占地」といい、地位の高い者が埋葬されている。

奥に見えるのは、脊振山系。

あの向こうが那珂川市。

現人神社(住吉神の元宮)がある儺の国(奴国)。

 

 

礎石部分。

 

 
 
 

(地図はYAMAP)
★1 高良大社 

★2 高良大社下宮 (前回の記事)「祇園さん」

★3 祇園山古墳

 

高良大社のある高良山の麓の「祇園山古墳」。

それが卑弥呼の墓の候補地にされている。

 

 

ここに眠っている彼女は、高良の神にとって大切な人であったのだ。

だからこそ、ここに在る。

 

「祇園山古墳」に眠る埋葬者。

祇園の神は、”彼ら”

 

( つづく )

 

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