ここで一度まとめます。(あちこちにあるので)
本来の天照大神は二柱。
女神・天照(のみ)は後の為政者に変えられたもの。
現在は、男天照は隠された状態。
これがまさに「天岩戸隠れ」。*1
記紀、神話の神はすべて彼らであった。
ゆえにその物語は、すべて彼らの物語を繰り返し、神の名、状況を変え、語っていた。
< 皇祖神・饒速日命と住吉神 >
男神・天照大神こそ、饒速日命。
新嘗祭から、住吉神、饒速日命に繋がった。
新嘗祭の意味から考察。
(毎年、11月22日から23日にかけて行われる)
< 祖霊神・天照大神の魂を受け継ぐ >
☆饒速日命と魂振り神事。
本来、神事は旧暦で行うもの。
旧暦の11月22日は、12月の冬至の頃に当たる。
年によって旧暦の日にちは変わるが、神事は節気で行われる。
元々は冬至に行っていたのではないか。
オリオンの三ツ星は、住吉神を意味する。
その神事は、皇祖神である住吉神の魂を受け継ぐもの。
住吉の神(=高良神)は饒速日命。
★参考サイト「日礼自動車」 (現在の新嘗祭について)
現在は新暦で行われている。
なので、上記の意味が分からない状態。*1
また彼を祀る石上神宮では、その日(新暦の11月22日)神事がある。
それが 鎮魂祭(魂振り神事)。
この日は、饒速日命の命日だと伝えられていて、蘇りの儀式。
《魂を受け継ぎたい神》は、その日亡くなった神。
新嘗祭は、饒速日命から連なる祭りだ。
(新嘗祭、魂振り神事、歳神)
< 歳神(倉稲魂命、稲荷神)に新穀を祝いお礼をし、共食する >
☆歳神、宇迦之御魂
《一年に一度》生まれ変わりをすると伝えられている神、歳神(としがみ)さま。
年始に幼児の姿として現れ、年の終わりに翁になるという稲穂の神。
須佐之男神の子、大歳、饒速日命。
稲荷神や倉稲魂神、宇迦之御魂神とされる神も歳神。
(豊受大神と「働き」が一緒くたにされている=二柱が稲荷神、宇迦之御魂でもあるということ)
皇祖神=住吉神=饒速日命=歳神=宇迦之御魂
< 旧暦のその夜、住吉神(三ツ星)が南中に、その反対に北辰(北極星)にくる >
☆ 北辰妙見・天御中主神
上記のことから、天御中主神にも繋がる。
南中にくる三ツ星の反対、北の空にあるのは北極星。
北極星は、北辰妙見(ほくしんみょうけん)さま、天御中主神。
彼も饒速日命。
あめのみなかぬし。
天空の中心にある神。
まさに、北辰(北極星)のこと!
☆星神・天津甕星(あまつみかぼし)
また、星の神である天津甕星(天香香背男・あまのかがせお)神なども、彼を表す。
北辰妙見=天御中主神=天津甕星=饒速日命
(住吉神、布留神、天津甕星、北辰妙見)
(三ツ星、八幡神←後に)
しかし、どこかの時点で歪められてしまった。
だからこそ、饒速日命は神話で追いやられ、隠される神となったのだ。
( つづく )
アメブロで「新嘗祭」の記事を書いてる時、旧暦による神事のことや北辰妙見さまのことなど、教えて頂きました。
山ナビで山友になって立山にも御一緒させて頂いた、太賢さんのブログです。
ありがとうございました!
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*1 旧暦は日にちが変わる。
当然ながら星の位置も。
”「崩御したその日」の0時に三ツ星が南中にきていた”
または、
後に住吉=三ツ星とされたことから、
”そのような神事になった”
おそらく後者かと思われる。
饒速日命の命日は、後付けなのかもしれない。