三泊四日の奈良旅&山行

無事に帰ってきました。

 

色んな場所に行ったのですが、旬な所からUP。

 

等彌神社では紅葉真っ盛り。

26日まで紅葉祭りとライトアップをしてます。

 

 
等彌神社の御祭神は、上津尾社に天照皇大神。

下津尾社右殿に、八幡社(磐余明神、品陀和気命)
下津尾社左殿に、春日社(高皇産霊神、天児屋根命)

その他、八社(弓張、恵比寿、金毘羅、黒龍、稲荷、猿田彦、愛宕、桃神)

 
鳥居から紅葉が見事でした。
ここにある鳥見山で、神武天皇が初めての「大嘗祭」をしたと言われてます。
「祖神」に天皇になることを宣言した地。

つまり、ここには祖神である「天照大神」がおられるということ。
 
 
「日本書紀」にはこのようにありました。
我が皇祖(みおや)の霊(みたま)、天より降りみて、我が身を照らし助けたまえり。今諸々の慮(あたども)すでに平らになって、天の下心配することは無い。以て天神を祀りて、大孝(おやにしたがうこと)を述べた申し
 
霊畤(まつりのにわ)を鳥見山の中に立てて、そこを名づけて上小野の榛原(はりはら)・下小野の榛原という。
皇祖天神を祀りたまう。
 (岩波文庫「日本書紀」参考)
 
 
 
鳥見山へはここから入山します。
こんな感じのなだらかなお山。
 

30分ほど上がると「白庭」があります。
 

 
「その場所」はここよりもう少し上がった所。
 
 
 
 
こんなところ。
そんなに広くは無いです。
 
 
「霊畤」とは、天神や五帝を祀る斎場の意味があります。
大嘗祭、始まりの地。

等彌神社の「とみ」とは、登美饒速日命のとみ。
矢田の登弥神社にも祀られる、饒速日命です。
 
彼は、大和にいた登美一族の姫、登美屋姫(御炊屋姫・ミカシヤ姫)と夫婦になり、登美の名を継承しました。
 
神武天皇が祀った皇祖とは、饒速日命だということになります。

 

 

 
上記の登美神社にも「白庭」があり、饒速日命が埋葬されていると言われてます。
 
等彌神社(登美神社)の神は、全て、その天照神ともう一柱。
神は夫婦で祀られるのです。
 

 

 
ライトアップ、見たかったです。
 

 
 
 

 
社務所にあった八咫烏の土鈴と手作り「やたちゃん人形」。
宮司さんのお母さまの作だそうです。
お仕事が丁寧!
 
この八咫烏は、この地から出土した埴輪を模しています。
 

 

以前、新嘗祭から住吉神、饒速日命と繋がっていました。

ここでもたどり着いた。

 

 

やはり、天神天照は、彼であったのです。