続きです。

 

 

前回の「矢田坐久志玉彦神社」から、約4キロ。
冨雄川沿いにあった。
「登彌神社」とも記される。

 

 

御祭神は饒速日命。

彼は登美一族に婿入りし、御炊屋姫と夫婦になった。
登美饒速日命の名もある。

 

 

 彼らは物部氏の祖神。

 

 

石段が続く。

 

 
手水舎。
 

 

拝殿。
奥にお社がある。
 

 
 

 

 

 

 

ここに祀られている神々の名。


神社の中には、様々な神が祀られている社がある。
ある時は本殿に、ある時は摂社などに。


神話の神はほとんど彼らになる。

 

東本殿  高皇産霊神 誉田別命  

西本殿  神皇産霊神 登美饒速日命 天児屋根命

摂社

祓殿社  瀬織津比売 速秋津比売 気吹戸主神 速佐須良比売神 表筒男神 中筒男神 底筒男神

豊穂神社  大日霎命 豊受比売神 天宇受女神

山室神社  大物主神 菅原道真

荒神神社  大山祇神 庭高津日神

比良神社  猿田彦神 大己貴神 八重事代主神
 

それぞれのお社、摂社に祀られている神はほとんど同じ「彼と彼女」の別名。


祓いの神の住吉三神も「彼」。

 

 

 

 

「神の名」は、その神への願い、広めた一族の名、土地などにより変化する。


「同じ神」なので、同じ神社に祀られるのだ。
ここに「誉田別命」の名があるのは、彼も同神ゆえ。
 

 

ここが「白庭山」。
饒速日命が埋葬されているとも言われているが、彼は「大神神社」の大物主神であり、三輪山にあるともされて特定されていない。

 

だが、彼は筑紫の高良神でもある。

ならば、埋葬地は筑紫の可能性が大きいだろう。

 

 

登弥神社から2キロ歩くと、近鉄 九条駅。
ここから、宿のある三輪まで、電車で向かった。

 

 

その続きは後程。


次は「奈良湖」について。

新石切駅から生駒山を越えて、矢田丘陵から九条駅まで。
このルートを歩いたのは、「奈良湖と矢田」について知りたいことがあったから。


彼らの時代はいつ?

夢で見た「奈良湖」には、その時代を特定する鍵があった。



( つづく )