続きです。
上の記事の、神籬(ひもろぎ)を作る筑紫三山。
その山の一つ、若杉山。
そこには、飯盛神社の祭神、イザナミ神の夫婦神であるイザナギ神を祀る太祖宮の上宮がある。
(なのでこの二つの山は、夫婦山とされる)
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若杉山へは、麓の太祖宮を過ぎた辺りから車で登っていった。
一台がやっと通れるかの道なのに何台も離合する。
(相手の車との距離、5センチもないです)
私の運転じゃ、さすがに無理だったな・・・。
そう思いながら、麓から山道をしばらく進んだ時のこと。
突然、ふわんっとした空気の壁を、全身で通り抜けた。
<これは、”結界”>
以前、愛知の鹿砥神社の奥宮が頂上にある本宮山に、車で行った時にも感じた。
その時よりは柔らかな感じがしたが。
(「砥鹿神社 ~結界~」)
その後、空気が一変。
ぴーんと張りつめたような、肌がざわざわするような。(嫌な感じではなく)
車窓から、「高野山○○寺」という看板が幾つも見えた。
若杉山は霊山だったのだ。
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”篠栗”
その名は”篠栗八十八箇所霊場”で知られている。
弘法大師が開いたとのことで、和歌山にある高野山系のお寺が、篠栗・・・主にその若杉山周辺に点在していた。
高野山○○寺
そう書かれた看板がキャンプ場の脇にもあった。
いよいよ「若杉山」へ!
( つづく )