夢の星 9 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

「わかってます。
     こちらで燃やしますから。」
老人は申し訳無さそうに言う。

「あの、よかったら、
    手伝いますよ。」
山野は分別をかって出た。

「それは、申し訳ないですが、本当のところ困ってまして。」
ゴミの山を眺める。

「じゃあ、さっそく。」
山野は老人のゴミ袋から手をつけた。

「ありがとうございます。」
老人も習ってから他の袋を開ける。

「金属は釘が数本、あとはホチキスの針とビンの蓋、くらいですか。」
山野はそれを抜いて別の袋に入れた。

プラスチックゴミと
金属
燃えるゴミ
ガラス類を分けた。

生ゴミは燃やしているそうで無かった。

「こんなちっぽけな金屑で!」
老人は驚き、そして呆れているようだ。
そして、
もう1つお願いをしてきた。

友人の家は もうゴミ屋敷だという。

分別も大事だが、市民には限界がきていた。