余命 24時間 30 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

「千円!
  こんな鏡が?」

「坊主丸儲けだな。」

「何か?」

「いえ。
    二千円札しかないので、お釣り下さい。」

「面倒な人だね。待ってて下さいよ。」

5分経過
「遅い。二千円取られたか。」

住職が千円札を持って帰ってきた。
「はい、千円。
   なんだか嫌な気分にさせるね。」

「なんだか得した気分になる。」
ニコニコ千円をしまう荒俣。

「ところであんた、何を騒いでいたのかね?

「私とそっくりなイケメンが刃物を持って脅してきたんだ。
  私の酔拳でも倒せない強靭なヤツだったよ、仕方なくこの棒っきれでヤツの喉元に 突き をくれたところ、ヤツが避けたもので、鏡に。」

「その男というのはあんたが棒を拾いに行くときに歩いて帰ったよ。
   いま、防犯カメラの映像を見てきた。」

「‥‥。
    酔拳はウソです。」