その頃
工場のナインは。
ダンガンの檻のそばで倒れていた。
ニセセブンに身ぐるみ剥がされ、代わりにニセセブンが脱ぎ捨てた服が置いてある。
それを遠くから見ているクローン兵士たち
ナインを八つ裂きにはしなかったのだ。
ウサギの兵士の前に現れたのは腕章を着けた隊長という兵士だ。
彼がクローン兵士99人をまとめているという。
隊長は八つ裂きを止めた。
そして鉄塔に刺さった輸送機の復旧を先に指示した。
クローン兵士が鉄塔を登る頃、
隊長はナインの横に立った。
「大丈夫か?No.9。」
隊長
「もしかして?
生きてたのか?
No.8!!」ナイン
「あぁ、俺を刺した兵士の身体を乗っ取ってやった。」
頭をツンツンとつつく隊長
「そうか!
セブンは?No.7はどうした?」
ナインは起き上がる。
「本部は大火災だ。
本部のマザーコンピューターの通信も途絶えた。
セブンは基地を破壊してくれた。
ただ、セブンとも連絡がつかない。」
隊長
「あいつは死んだのか。」
ナイン