スーツ89 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

その頃

工場のナインは。

ダンガンの檻のそばで倒れていた。

ニセセブンに身ぐるみ剥がされ、代わりにニセセブンが脱ぎ捨てた服が置いてある。

それを遠くから見ているクローン兵士たち


ナインを八つ裂きにはしなかったのだ。

ウサギの兵士の前に現れたのは腕章を着けた隊長という兵士だ。

彼がクローン兵士99人をまとめているという。

隊長は八つ裂きを止めた。

そして鉄塔に刺さった輸送機の復旧を先に指示した。

クローン兵士が鉄塔を登る頃、
隊長はナインの横に立った。


「大丈夫か?No.9。」
隊長

「もしかして?
 生きてたのか?

 No.8!!」ナイン

「あぁ、俺を刺した兵士の身体を乗っ取ってやった。」
頭をツンツンとつつく隊長

「そうか!

セブンは?No.7はどうした?」
ナインは起き上がる。

「本部は大火災だ。
本部のマザーコンピューターの通信も途絶えた。
セブンは基地を破壊してくれた。
ただ、セブンとも連絡がつかない。」
隊長

「あいつは死んだのか。」
ナイン