スーツ77 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

≪ブィオオオオ≫
ナインは兵士にジャイロバイクで突進!

兵士はサッとナインに構え直し、引き金を引いた。



≪チャッ≫
弾切れだった。


「残念、そのナンブは5発しか装填できん。」
ナインはウィリー気味に兵士を轢いた。

 「ギャアアア‼」
  兵士はそのまま地面に押し潰される。


「兵隊野郎、関係無い人間にまで危害を
  コノヤロ、コノヤロ。」
ジャイロバイクでジャンプするナイン

「ウッッ、グ、グ。」
仰向けで腹を潰されている兵士。

「参ったか?これならどうだ?」
ナインは刺された若者も後ろに乗せた。


「ゥァアア!
     お前の負けだ。
  お前の位置情報を本部に送ってやった。ハハハ。
   上空で待機中のクローン兵士がお前を八つ裂きにしに降りてくる!」
兵士はそれだけ言って目を閉じた。

「おもしれぇ。」
ナインはスロットルを開け、上昇。

野次馬のドーナツを飛び越え、若者を病院へ運んだ。

彼の仲間も集まるようだ。

それを見届け、オフィスビルに戻る。

セブンと合流した。

「このライターは縁起がいいのかね。
持ってる奴が勝つな。」
ライターをまたセブンに渡すナイン。

  「じゃあ、勝利の一服。」
  セブンは残り少ないタバコを取り出した。


そこに大きな影が落ちる。

それの影が濃くなり、二人は空を見上げた。



「ほら、お出ましだ。」
ナイン

   「一服くらいさせろよ。」
   セブンはタバコをしまう。