≪ブィオオオオ≫
ナインは兵士にジャイロバイクで突進!
兵士はサッとナインに構え直し、引き金を引いた。
≪チャッ≫
弾切れだった。
「残念、そのナンブは5発しか装填できん。」
ナインはウィリー気味に兵士を轢いた。
「ギャアアア‼」
兵士はそのまま地面に押し潰される。
「兵隊野郎、関係無い人間にまで危害を
コノヤロ、コノヤロ。」
ジャイロバイクでジャンプするナイン
「ウッッ、グ、グ。」
仰向けで腹を潰されている兵士。
「参ったか?これならどうだ?」
ナインは刺された若者も後ろに乗せた。
「ゥァアア!
お前の負けだ。
お前の位置情報を本部に送ってやった。ハハハ。
上空で待機中のクローン兵士がお前を八つ裂きにしに降りてくる!」
兵士はそれだけ言って目を閉じた。
「おもしれぇ。」
ナインはスロットルを開け、上昇。
野次馬のドーナツを飛び越え、若者を病院へ運んだ。
彼の仲間も集まるようだ。
それを見届け、オフィスビルに戻る。
セブンと合流した。
「このライターは縁起がいいのかね。
持ってる奴が勝つな。」
ライターをまたセブンに渡すナイン。
「じゃあ、勝利の一服。」
セブンは残り少ないタバコを取り出した。
そこに大きな影が落ちる。
それの影が濃くなり、二人は空を見上げた。
「ほら、お出ましだ。」
ナイン
「一服くらいさせろよ。」
セブンはタバコをしまう。