未来少年コフィ 40 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

高いベルトコンベアがある。

地上から砂を運んで砂山の頂上に落とす物だ。

そのスイッチを押す直志さん

グググとベルトが動くと砂山に砂を落とす。

「は?」
何をしてるのかわからない。

「ロボットはまだなの?」
おばさんも仕方なくベルトを見る。

すると小さな箱が落ちてきた。
1メートルの立方体だ。
赤と 青と グレーもある。
砂山をサイコロのように転がり落ちる。

まさか御披露目でバラバラになるとは、直志さんが可哀想だ。

「紹介します。
私のロボット達です。
キュビアといいます。」

転がってきたサイコロの前に立つ直志さん。

おばさんと無言になった。

「…ごめんなさい。」
おばさんが謝った。

笑顔の息子の腕にしがみついた。


そうか。
俺たちは期待してはいけなかったのかもしれない。


直志さんはまだ

あの時のショックが。

直志さんはニコニコしている。