~IOTA DEN~ 100 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

偉王汰は、老子の前に歩き屋上へ出た。

ここには感電した忍者兵がいる。
「まさか。生きてる!」
忍者兵は驚いた。

そして、老子を連れていて混乱している。

偉王汰に手は出さない。

「ヤンヌ将軍、これでお逃げ下さい。」
ジャイロコプターに案内した。

「そうしよう。
君の仲間は催眠術でおかしくなっている。
私に刃を向けるなんて。」
乗り込む老子

「全くです。催眠術が解けなければ死を。」
偉王汰

「そうだな。
ところでイオタ。
解毒薬を預けなさい。
破滅香が世に出たら危険だ。
解毒薬を量産して民衆をまもらねばならん」
老子

「ははっ。
こちらです。
流石、将軍。
民衆の事まで。」
すんなり解毒薬を渡してしまう偉王汰

「よし。」
笑いをこらえながらジャイロコプターを離陸させる老子

偉王汰と忍者兵が、それを見送る。


その頃、紫雲たちは

「しかし変面[へんめん]男に変顔「へんがお」で応戦かよ!」
重烏

「アイツは表情は変えられないんだ。」
紫雲

「真顔だったら斬る。
おっと紫雲か!
アハ。」
楼射

「笑うな」
紫雲

「もう顔が痛ぇぜ。」
楼射


「みんな止まれ!!」
重烏

《シャク》
「そこだっ!」

《グサッ》
重烏の刃先
確かにタンを貫いた。

「ぅおぉ!!」
タンは鎌で重烏に斬りかかる。

重烏は、その鎌を奪い、電気椅子に投げる。
《スタ》
鎌は椅子に刺さった。

「苦しんで、死ね。」
楼射はレバーを上げる

《ガゥガウガゥガウ》
電気椅子に電気が流れ

「ぎ!ィゥウゥゥゥウ…」
クサリ鎌を持つタンは感電死した。

「倒した。」
紫雲

《パツ》
楼射が照明のスイッチを入れる。

目が慣れると床には砕いたビスケットが撒いてあった。