~IOTA DEN~ 78 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。


「よし、回れ。
そうだ、ゆっくり。
どうだ?」
有火馬は縛りあげたゼベルを立たせその場で一回転させる。

その向かいでベルトのバックルに指を置いている楼射。


これは、潜入スーツの擬態モードを使う裏ワザである。

擬態モードは後ろのカメラ画像を前面のディスプレイに映し出し、前面の画像を後ろに映し出している。

今回は、敵の制服をスキャンして、スーツのディスプレイに映し出す。

着替えずにして制服を手に入れた。

この画像データを仲間に転送したので有火馬と重烏も制服姿だ。

「レベル2か。そっちは?」
重烏

「ハズレ。
こいつは自分の部屋と食堂しか入れん。」
有火馬

「ゼベル君は…」
楼射がゼベルの制服に手を伸ばす。

敵の制服からセキュリティーパスを盗んでいる

「レベル3。」
ガッカリする楼射


「独房までが精一杯だな。」
有火馬

「地道に行きますか。」
楼射

「食堂寄っていい?」
重烏