~IOTA DEN~ 74 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

Kは慌てて現金を詰め込んだ。

「何ですか?この部品は」
研究員

「さあな。」
Kはジャラルミンケースを右手に下げて出口に向かって歩き出した。


《バタンッ》

急に軽くなった右手を見下ろしたK

ダボダボと血が滴る。

「んぁあ?」

床に倒れているジャラルミンケースは自分の手首が付いているではないか。


「そいつは発信機だよ。
敵にアジトをバラしてカネを持ち去るとはね。

カンウェっ!」
声の主は青竜刀を肩に置いていた。

「タン!」

バイクの変装男は戻っていた。

「なあ。
本当に解毒薬か試したのか?」
タン

「何?」


「試そうぜ。」
タンは麻酔薬付きの手裏剣を投げた。


「貴様。っが。あぅ。」
Kは力が抜ける。


タンはKの足首を持って引きずった。

ラボを出ていく。


廊下に赤い筋を残して。