~IOTA DEN~ 73 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

三階のラボ(研究室)

ジャラルミンケースを白衣の研究員に渡す。

「ひとつしか無いんだ。
少ないが頑張ってくれ」


「はい。必ず複製します。」
白衣の連中が頷いた。

空になったジャラルミンケースに報酬の現金を詰めるK


研究員は解毒薬をシャーレに小分けし始める。

《カッ》

「ん?これは何だ?」
研究員がケースに差した竹べらに何かが当たる。

Kは現金を詰める手を止めた。

ケースから解毒薬まみれの小さなカプセルが出てきた。

「貸せ!」
Kは、解毒薬を拭ってカプセルを見る。

すると壁に投げつけた。
カプセルは割れて電子部品が散らばる。
「くそっ!クロハネ。」









《こちら紫雲。

敵のアジトの座標を送る。》


「受け取った。」
偉王汰

《コンテナに2人死んでた。
報酬を独り占めするためだろう。》

「カネが絡んだ人間は鬼より恐いな。」
有火馬