~IOTA DEN~ 70 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

「道具屋。
遅くにありがとう。」
有火馬

「いえ。御用とあれば。」
運転席と荷台はつながっている。

「港まで。」
和尚

「わかりました。

重烏さん。
新しい潜入スーツの調整、やっときましたよ。」
道具屋

「サンキュー。
背中がスゥスゥしてたのよ。」
背中を斬られた重烏はすぐに着替えた。

道中で刀を研ぐ者

手裏剣に毒を塗る者

新しいウエポンの説明書を読む者

寝る者
「んぐぅ。
中国と言えば、中華まんだよ。」
重烏









荷台を海に向けてトラックを停める。

一畳ほどの板を荷台から海に投げ込む。

水を吸った板。
パタン、パタンと広がる。

一枚の板は、あっという間にボートになった。

ロケットユニットを抱える楼射と重烏

「では、気をつけて」
《カッ、カッ》
道具屋は火打ち石で送り出した。


ボートに乗り込み、ロケットユニットを取り付ける。

固形燃料をユニットに入れて点火

《ブジュウ
シュワーー》

ボートは加速しながら沖に消えた。