仮面トラッカー2 26 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

隊長と共に荷台の屋根から落ちたイダテン。

ボスは荷台の屋根の一番後ろに立ち、道路に転がる2人を探した。

「確かに落ちたはずだ」ボス



「ボス!
イダテンは右側です。」
スピーカーから運転手の声

「何ぃ?」右側を覗くボス

《シャカシャカシャカシャカシャカシャカ》
隊長を抱きかかえて走るイダテン。

「まさか!
時速100キロのトラックに並んで走ってる!」ボス

《シャカシャカシャカシャカシャカシャカ》
「ダッシュモードだぜ。
スーツが勝手に走っているのだが、股関節の感覚が無い。」イダテン

《プップー》
自衛隊のジープ登場

「隊長を預かる。」隊員

「頼む。
バッテリーの消費が早い。」
イダテンはジープの隊員に隊長を渡した。

「ありがとう。」
隊長が、かすかな声で礼を言う。

イダテンは走りながら敬礼をした。

ジープが離れる。

「ようし。軽くなった。」イダテン


「おい。遊んでやれ」ボス

「ハイハイー」運転手


トラックはスピードを緩めて、イダテンの後ろに付いた。


《ブホォォン》
スピードを上げるトラック

獅子舞の頭がイダテンに迫る。

「ぎゃー。ひかれる。」
イダテン