2 黄色く | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

ボタンの前に立つ。

『今日のあなたの気分の色をおしてください。』
バカくせぇ。

俺は、いつも黄色だ。

これからメシだってのに、青や灰色の食欲を無くすボタンが並ぶ。

全15色

そんなに気分てのがあるんだな。

ポチ

『確認ボタンをおし』

ポチ

『トゥデイズカラーは、サンフラワーイエローです。
フードカードをお取りください。』

ニィーーン

黄色い薄いカードがスリットから出る。

社員証をパネルにタッチして、カードを受け取る。

これ、食券じゃないよ。

これを食うわけ。

ミシン目で切りながら少しずつね。

切手舐めてるみたいだが、唾液で膨らむ。
蒸しパン思いだすね。

味は、
オロナミンCに卵を混ぜて豆乳で割ったような。
まぁこの時代まで、お楽しみに



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物語はフィクションです。