3 赤く | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

これのいいところ。

洗い物が出ない。
人件費いらない。
常温長期保存食品。
温冷設備いらない。
包み紙はリサイクル。
栄養食品。
病気や肥満予防になり保健の負担削減。etc

いろいろ利点があるが。
味はイマイチ。飽きる。
俺はジャムを塗りたい!
しかし、総務に見つかるとヤバい。


『古井さん、こんにちはぁ。』『こんにちはぁ。』
総務の女子社員が来た。

浜崎さんと、新人の藤木さんだ。

『ほうも、ほんにちは。』
今、水分持っていかれてます。
急いで、水を飲む。

社員は工場では白衣を着ている。
この2人は私服だ。
中村さんの赤いセーターと
藤木さんの赤いスカートは、真っ白空間に一段と映える。
ショートケーキのイチゴのようさ。

『古井さん、藤木が携帯電話を見たことないらしいんです。お願いできます?』

『昔のドラマの再放送で見たことはありますよ。火星人のミタとかで。
実物は見たこと無いんですぅ。』

火星人のミタ?
この時代、家政婦もピンとこないか。

『ケータイ?いいよ』

俺は、今使っているケータイを渡した。


『うわ。なにこれぇー』
喜ぶ藤木さん


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物語はフィクションです。