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今一度『奇跡なんて、起きない。』を読み返したくなりました…
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昨日届いたフィギュアスケートマガジンを読み終えて、
改めて、山口さんの著書『奇跡なんて、起きない。』を読み返したくなりました
この本は、
漢:羽生結弦に惚れ込んだ山口さんによる、フィギュアスケートマガジン内で掲載されたメディアへの囲み取材等を、2015〜2019シーズンまで一冊にまとめた貴重なバイブルです。
特に印象深かったのが、
2017年ヘルシンキ世界選手権での取材
SPで5位になってしまった羽生選手への、日本メディア向けのインタビューで、終わった途端に、日本のメディアは後輩くんの方へ移動してしまって、山口さん以外誰もいなくなった…
そして、山口さんだけが、その後の海外メディア向けのインタビューに答える羽生選手を追っていた…
ってくだりがあるんですけど、
あの時、特に酷かったのがTVだったんですよ
もう、羽生選手の優勝は無いと決め込んで、後輩くんの上げ上げがさらにエスカレートして
まぁ、山口さんも語っているように、勝負の世界は厳しいって言ったらそうなんですけど、
技術に難があるにも関わらず、全て見逃されて、あれよあれよとトップ選手の仲間入りをしていったシーズンでもありましたからね
メディアは、あわよくば…って思うのも致し方無いとはいえ、ほんとあからさま過ぎて、腑が煮えくりかえる思いだったんですよ
そんな中、ずっと寄り添ってくれていた唯一のメディアが、フィギュアスケートマガジンだったわけで、そりゃ、安心と信頼のフィギュアスケートマガジンって言われるわけですよね
まぁ、
結果としては、あのゾーンに入ったホプレガによって、奇跡の大逆転で優勝したんですけど🥇
1夜明け会見の様子を報じたTVでの映像で、
羽生選手は、礼儀正しく、メディアの方たちに頭を下げてから、立ったまま取材に丁寧に応じていたのに対して、
後輩くんは、入ってきた途端に、ソファにドカッて座って、大袈裟に「ハァ〜」って言いながら、踏ん反り返っていたわけですよ
あまりにも対照的、かつ、これが地なんだろうなって、あの当時、メディアはやたらと自然体なのを持て囃しましたけどね
なぜ、記者たちが羽生結弦に惹きつけられるのか…
それは、
どんなに精神的にきつい時でも、真摯に受け応えする姿、真の王者としての立ち居振る舞い、記者やカメラマンたちを気遣う姿勢、
羽生結弦と取材する側との関係性は、この積み重ねなんじゃないかって思うんですよ
そんな場の空気感を、文字テロで見事に再現して下さった山口さん
そのあと、スポニチと報知が一問一答全文載せと称して、この流れに乗ったわけですけど、
羽生結弦が話した一字一句を載せるって、ある意味、画期的なことだったんですよね
今は、囲み取材を設ける機会が少なくなってしまってますけど、こうして取材を申し込めば、羽生くんのことだから、きちんと対応してくれそうじゃないですか
こういうメディアが味方でいてくれることは、本当にありがたいですし、心強いことだなと、山口さんの功績には感謝しても仕切れません
そう言えば…
昨日のブログをXに投稿したところ、
なんと
ベースボールマガジン社様から“いいね”をいただいてしまいました〜
こんな弱小アカに気づいてくださって、
ありがとうございます
7/19発売