名言『芸術とは、明らかに正しい技術、徹底された基礎…』を思い出す
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『Quadruple Axel 羽生結弦 Special』
改めて、
MIKIKO先生のインタビューを読み返してみました
さすが、超一流の演出家だけあって、発想力の豊かさ、視野の広さ、妥協を許さない厳しさと、その道のプロとしての自負があるからこそ、世界的に評価を受けている方なのだということが分かりますよね
だからこそ、その視点で羽生結弦と対峙した時に、一流は一流を知るの如く、羽生結弦と自分に共通した感性に気づいたのではないかなと思います
このインタビューの中で印象的だった部分が、
“技術”と“表現”について
この部分を読んで、すぐに思い出したのが、
『芸術とは、明らかに正しい技術、徹底された基礎によって裏付けされた表現力がないと、芸術として成り立たないと思います』
と、
平昌オリンピック後の会見で、羽生くんが語った名言でした
この時、若干23歳にして、すでにこういう領域に達していた羽生くんが、競技フィギュア界は、もはやその表現力を存分に発揮できるフィールドでは無くなっていたことを、私たちファンは感じていたわけですけど、
MIKIKO先生は、プロになった羽生くんと一緒に作品を作っていく中で、この突出した表現力では、きっと競技フィギュア界は窮屈だっただろうなということを見抜いたわけですよスゲ〜
これは、清塚さんも仰っていた部分でもあるのですが…。
やっぱり、超一流の、卓越した表現者たちから見たら、羽生結弦のこの名言の意味するものは、当然のこととしてベースにあって、これが当たり前のように出来ていて、初めて“プロ”を名乗れるという理解なんですよ
羽生結弦のフィギュアスケートにおける“プロ”の概念と、現役を引退した後に、“プロ”を名乗るフィギュア界のスケーターたちとは、そもそも、比べることすら意味を成さないくらい別物であるということは、単独公演を経て、明らかではありましたけど、いかに、本物のプロたちが、プロであることを自負しながら、プロに恥じない仕事をしているのかということが、MIKIKO先生のインタビューから伝わってきて、きっと、羽生くんもやり甲斐があるだろうなって思いました
まさか、羽生くんの目指していた“プロ”の概念が、こんなにも早く身を結ぶことになろうとは
ここでふと思うのは、東京ドームで単独公演をやらないかと持ちかけた人物は、いったい誰だったのか?ということ
全てはそこから始まったんだものね
このことが無ければ、MIKIKO先生と出会うことも無かったし、超一流のクリエイターたちと一緒に作品を創り上げることも無かったかもしれないし…
でも、こうなる運命だったんじゃないかって思えるのも、ある意味、羽生結弦あるあるではあるんだけど
MIKIKO先生が手掛ける、フィギュアスケートにおけるエンターテイメントの世界は、まだまだ未知数みたいですし、次はどんな演出で私たちを驚かしてくれるのか想像するだけでワクワクしてきます
だって、羽生結弦の魅力を最大限に引き出してくれる頼もしい“プロ”なんですから
この表紙の羽生くんの表情、
自信に満ちあふれていて、出来る男って感じがほんと好き
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