数字で見ると凄さをより強く実感できると思う魔道士です。こんにちは。
”A クラスのランクを上げた後に、B クラスを一から始めた場合、A クラスで行なった強化は B クラスにどの程度引き継がれるのか”、を調査してみました。
【Aクラス】 → 【Bクラス】 ランク1
VIT+○ 強化 VIT+○ は得られるのか?
VITによるHP+○効果 無条件にHP+○効果が得られる?
このイメージのように、”ステータス強化そのもの” と、”ステータスによって発生するHP+の効果” の2点がどうなるか、にポイントを絞っています。
■結果
1.ボーナスポイントによって成長させた スタータス (VITなど)は、別のクラスの どのスキルランクに変えても、変化はしない。つまり、成長させた分だけ、どのクラスに移ろうともそのまま 全て反映されます。
2.スタータスに強化によって得られる、副次的な HPなどの成長は、転職後のクラスにも反映している。
3.但し 反映する量は、クラス毎に成長が決まっている。
例) VIT+1で、格闘士でHP+15~17。幻術士はHP+10
3.ステータス強化による成長は、上限がある
格闘士と幻術士の成長限界は、ランク1で30、ランク2で32、ランク3で34、ランク4で36と確認。格闘と幻術で成長限界は同じだった。
RK ステータス強化上限
ランク1 30
ランク2 32
ランク3 34
ランク4 36
4.その成長限界自体はクラスで同じだが、ステータス強化による効果の現れ方が異なる
幻術士で、HP+180。 格闘士で、HP+285。(ランク1、VIT30時のHP+総量)
表1.スキルランクによるHP強化上限比較
※ララフェル・デューンフォークによる実数
※別のクラスでVITを強化していた場合の、プラスα要素の最大値比較
5.ステータスを成長限界以上に ボーナスポイントを振っても、そのスキルランクでは成長は反映されない。
5.但し、スキルランクが上がれば、あらかじめ振っておいたボーナスポイントが有効になり、スキルランクが上がると同時にHP+の効果が発揮される。
表2.ステータス強化による成長の他クラスへの影響
※元データは大きく煩雑になるので、最重要部分のみ紹介します
※格闘でVIT+1後に、幻術でのHP+効果を、1回毎に確認
※青色が、スキルランクによるHP成長
桃色が、VIT強化によるHP成長
※黄色い部分が、成長上限に達して成長していない部分
※ララフェル・デューンフォークによる値。
調査方法
まず Aクラスは、フィジカルレベル を上げ、ステータス (VIT) を強化する為のボーナスポイントを稼ぐ。その間比較対象のBクラスはランク1まま成長をさせない。
ある程度ボーナスポイントがたまったら、Aクラスで VIT を+1振って成長量を記録し、Bクラスに着替えて、”無条件に受けた成長の量” を記録する。これを VIT の成長限界まで繰り返す。
その後Aクラスの強化によって、ランク1のままのBクラスが ”無条件に受けた成長の総量” を算出する。
クラスは、これまで調査に利用してデータがある程度ある、格闘士と幻術士を用いました。
A=格闘士
B=幻術士 (比較対象)
■成長システムの整理
フィジカルレベルによる成長は、ステータスを上げること そのものであり、このステータスはどのクラスのどのスキルランクに転職しようとも変わることがありません。ステータスの副次的な効果として、HPやMPを上げる効果もあります (VITとMND強化による)。
フィジカルレベルのもう一つの側面は、一度強化した ”スタータス自体” とその ”副次的なHP等の強化” は、別のクラスに転職した時も反映されるという点です。ただしその現れ方は、それぞれのクラスによって異なります (ランク1の最大値としては、VIT30の上限の反映として、幻術士:HP+180。格闘士:HP+285)。
一方のスキルランクは、ランクが上がることによって、クラス自体のHPとMPも(少量ながら)自動的に成長させますし、その他アビリティや特性も自動的に覚えて行きます。
■コメント
この成長システムは、HPとMPの成長に関しては、スキルランク(クラスLV)のみに依存しているのではなく、ステータス強化によっても補うことが出来るという特徴があります。つまり、ステータスに二重の意味を持たせたということです。
だからこそ、フィジカルレベルを上げる事が大切であるし、別のクラスに手を出せば、まっさらの状態から始めるよりも 自分の手で自分の望む方向に成長させている という、別の面白さが出てくるのだと思います。複数のクラスを経験していくと、より面白さが出る、そういう 「成長システム」 なのだと思う訳です。
表題の ”ランク1で、HP+285 のボーナスが得られる 「成長システム」” とは、別のクラスでVIT30以上の強化が成されていれば、ランク1格闘士はHP+285 で始められる、という意味合いです。
これは凄いですね。
ただし注意が必要だと思うのは、フィジカルレベル6程度の状態では、1つめのジョブで得られるボーナスポイントを殆どを、VIT30専用に使い切らないと得られない結果であるという点です。とうことは、ごく初期の段階においては、このように高めの成長上限が設定されていますので、余り無理な ”一極集中” 的なステータス強化をしない方が、いいのかもしれません。
ようやく成長システムの全貌が見えてきたようです。
どのクラスに就き、どういうWSや特性などを習得し、どういうステータス成長を遂げ、そしてまた別のクラスに就き、そんな風に 「自分好みの職業に育ててあげる」 そういう楽しみを、今から楽しみに感じています。