意図的にやっているとしか思えない魔道士です。こんにちは。

日米公式サイトを比較して思うのは、日米の間には文化に起因する表現の違いがあることは承知していても、それ以上の何か意図的な、”恣意” を感じてしまう場面が多く登場しています。

日本語と英文を比較する作業をしてみて、そんな風に感じるのです。そこで今回は ソーサーラー に関してのパーティでの役割・魔法・アビリティ についてのみ、比較した結果をエントリすることとしました。

翻訳とは言いましても、意訳・米国で使用する言い回しを訳してしまっては気づけない部分もありますので、意図的に 「直訳」 気味にしています。変な日本語になっていますが、気にしない方向でお願い致します。


拙い訳文です。
この訳文は如何なる理由があろうとも、転載、引用を固くお断ります。

※ 日本公式文章は、黒色。米公式文章の訳は、紫色 で表わしています。緑色はわたしのコメントです。
※ 表現が異なっている部分を、【カギ括弧】 で囲って強調しました。


呪術士(Thaumaturge)

■パーティでの役割(役割
ファイター系も含めた全クラス中、最大の攻撃力を誇る魔道士。
 →呪術士はファイターを凌ぐ程の、【並び立つものがない程】 の破壊力がある。
※ 最大というよりも、より強さを強調 した表現になっています。

敵に呪いをかけて弱体化したり、逆に味方を強化したりといった、長期戦に有効な戦闘支援を得意とする。
 →敵を弱体化したり味方を強化することによって、呪術士は特に 消耗戦において、非常に貴重な強みを発揮 することが証明されるだろう。

※ 英文の方がより特徴が明確になっています。「消耗戦において 非常に貴重な強みを発揮」 するということは、幻術士のプロテス防御以外の、敵の行動を阻害させる何か (例えば、バリアとか、バインドとか)を彷彿とさせます。


■アビリティ
血の儀礼 (血の儀礼

心血を注ぎ、呪文を高唱する。〔HPを削って魔法威力を高める〕
 →生け贄の儀式として 【己の血を流し】、魔法の威力を高める
※ これは海外製のRPGによくある、米国特有の物々しい表現ですね。

荊棘 (お仕置きの言葉
痛覚を敵と共有する。〔自分が受けたダメージを、与えた者にそのまま返す〕
 →あなたの痛みを敵に向かわせ、その発生元に 【一部の】 ダメージを戻し分け与える。
※ 日本語では ”受けたダメージと同量” を返すというイメージを抱きますが、英文では ”受けたダメージの一部” ということになっています。

ダークシール (黒い印
精神を集中させる。〔魔法の命中精度を高める〕
 →あなたの精神的なエネルギーを集中し、【次の】 詠唱命中精度を上昇させる。
※ より具体的に表現しています。

イニシエーション (伝授
意気を仲間と共有する。〔自分にかかっている魔法効果を仲間と共有する〕
 →あなたの 【一部の】 強化効果をターゲットしている味方に付与し、別の人にあなたの能力を与える。

※ 電撃のインタビューによって、分け与える対象は 「一人」 であることが判明しています。そしてさらに、北米公式の発表によると、自身にかかっている強化の一部分しか付与することは出来ない ということが明らかになりました。これが 一枚なのか、複数なのかは不明。


パラダイムシフト (規範転換
語りかけるように呪文を詠唱する。〔魔法の有効距離を縮める代わりに、効果範囲を広げる〕
 →あなたの声を 【増幅して】、呪術魔法の範囲を広め、距離を縮める。
※ 日本語では どちらかというと ”小声” のイメージですが、英文では ”大声” になっています。


■魔法 (魔法
ドレイン (排出
範囲内の敵のHPを吸収する。
 →効果範囲内の敵からあなたにHPを転送する。

グラビデ (重力
範囲内の敵の足を遅くする。
 →効果範囲内の敵の移動速度を減少させる。

サクリファ (犠牲
自分のHPを犠牲にして、味方のHPを回復する。
 →HPを消費し、【ターゲットの】 HPを分け与えて回復させる。
※ より具体的に表現し、対象が一人であることが分かります。

サイフォマッジ (TPを吸い取る
行動不能の敵からMPを吸収する。
 →【ターゲットから】 あなたへ 【TP】 を転送させる
※ 日米で、TPMP と記述が異なります。故意なのか誤植なのかは不明。
※ 日本語の方が具体的。電撃のインタビューによれば、”行動不能” 状態とは、”HPがなくなり倒れている状態” です。ここから窺い知れるのは、「HP=0」 ノットイコール 「死亡」 なのかもしれません。


アブゾアキュル (命中吸収
敵の命中を吸収し、自分の命中精度を高める。
 →【ターゲットの】 命中を部分的にあなたに転送し分け与える。
※ より具体的に表現しています。


■呪術師の特徴がより明確になった
先日3/13に、「バリアを使えるのは、呪術士 Thaumaturtge である 」 とするエントリをしました。主に武器の特徴からそのように判断したものです。

「敵を弱体化したり味方を強化することによって、呪術士は特に 【消耗戦において、非常に貴重な強みを発揮】 することが証明されるだろう。」

そして今回のこの北米公式の説明を踏まえてみますと、呪術士 こそが、バリア(仮称) や バインド(仮称) が使用可能である とする方が、より自然に思えてきました (幻術士に関しては、力の源と攻守魔法が可能であることを言っているに過ぎません。近いうちにエントリ予定)。


■今後の予定
ソーサラー全体の説明比較
呪術士の概要比較
幻術士のPTの役割・魔法・アビリティ
幻術士の概要比較

ぼちぼちやっていきますヽ(;´Д`)ノ。