2026年3月20日(金)産経新聞朝刊
朝晴れエッセー 職人魂
令和3年12月6日、右膝半月板除去手術、6年11月13日、右膝人工関節置換術。この2つの手術により、約30年続けた宮大工としての仕事を半ば諦めた。
しかしながら、人生はまだ続くので生きることを諦めてはいけない。
膝に負担のかからない仕事をいろいろと試したが長続きしない。宮大工をやっていた関係で各地の神社や寺院によくお参りに行く。どれだけ神様、仏様にお願いしたのか記憶できないほどだ。
7年7月29日、弟子の頃からお世話になった元請け会社から「今一度、力になってくれ」と懇願される。断ったが、事務仕事でも役に立つというのでひとまず入社する。
この会社は社寺建築界で世界一古い集団であるとメディアでも大きく取り上げられている。
私はこの会社の下請け宮大工として一人前に育てていただいたが、デスクワークはやはり向いていないように感じた。そんなある日
、思いも寄らない仕事を頼まれた。それは、職人でしかできない仕事なので、痛みに耐えながらやり遂げた。やはり私は職人だ。
職人魂に火をつけてくれたこの会社には感謝しかない。
天国の師匠も「まだやり残したことがあるだろ、脚がちぎれるまでやれ」と言っているに違いない。人は一人では生きていけない。周りの支えで頼りない宮大工が復活した。
金谷雅弘(54)大阪府泉佐野市
より 全文掲載
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朝晴れエッセーの表題は職人魂ですが、
全体を通して言えることは「お導き」と「ご縁」です。
「宮大工」「社寺建築界で世界一古い集団」
ご存知ない方はご自分で調べてください。
エッセー【全体を通して】の話の流れを意識されてください。改行ごとの文章で【部分ごとの判断】をすると、このエッセーの【本質】が曇るので。
例えば、最初の部分、記憶できないほど神様仏様にお願いしたにもかかわらず、膝の半月板損傷を負うなんてなんでや?とか部分に囚われた間違った解釈をすると、変な方向に行くので。どんなに拝んでいても私達衆生は病気にもなりいずれ死ぬので。
そうではなくて、部分部分で一つ一つの出来事であーでもないこーでもないと振り回される揺れ動くのではなくて、一度冷静に受け止めて、自分の人生がどういう風に流れているかいこうとしているか【俯瞰して】観る見る診る必要があります。
そして、必ず、【ご縁】を含めて【お導き】はありますので、慌てず騒がず【信じて】、アンテナ立てておくことです。
色んな意味で【余裕】が欲しいです。
特に気持ちのゆとりが。
焦りはあるでしょうが、無理にでも落ち着いてください。
そうすることで
【思いもよらない】お導きがまいります。
仏様は【現世利益】ですが、
神様は【お導き】と【後押し】ですので。
ちなみに
【神様兼仏様】は両方です。