『ローマの休日』と「資本主義」は直接的なテーマではないが、戦後自由主義社会の理想と現実、大衆消費社会の描写、ジャーナリスト倫理(取材対象の利用)と個人の自由の対立という点で関連する視点が見られる。特に、王女の「自由な休日」は消費社会の疑似体験であり、記者ジョーの「金のため」の取材は資本主義的論理の象徴。脚本家ダルトン・トランボが赤狩りで迫害されながらも「偽名」で作品を発表した背景には、思想・言論の自由と国家・資本(スタジオ)からの圧力という、資本主義社会の歪みと自由主義への希求が反映されている。 

資本主義的な要素
大衆消費社会と自由の象徴: 王女が街を散策し、ジェラートを食べ、髪を切る一連の行動は、自由な消費と個人の選択が可能な「大衆消費社会」の疑似体験であり、自由主義の理想を体現している。

ジャーナリストの倫理と金銭: 記者ジョーは、王女のスクープを金儲けの手段(金銭的利益)として利用しようとする。これは、ジャーナリズムにおける金銭的動機と倫理(真実の報道 vs. 私情)の葛藤として、資本主義社会の側面を反映している。

脚本家トランボと「赤狩り」: 『ローマの休日』の脚本家ダルトン・トランボは、共産主義者と疑われハリウッドから追放された(赤狩り)。彼は偽名で脚本を書き続け、この映画もアカデミー賞を受賞。これは、資本(スタジオ)と権力(国家)の圧力の中で、個人の思想・言論の自由がいかに抑圧され、それに対抗しようとするかという資本主義体制下の葛藤を示している。 

王女なき日本、コロセウムという兵庫県に乗り込んだ立花孝志。香椎なつは、誰に思い出の写真を渡すことになるのだろう?

「リベラリズム(liberalism)」という用語は、ラテン語の liber(自由を意味する)に由来し、19世紀初頭に政治的な文脈で初めて使用されました。 

語源: 「liberal」という言葉は、古代ローマの「liber」(奴隷ではない自由民)という言葉に起源を持ちます。 中世には「自由学芸(liberal arts)」といった教育の文脈や、「寛大な」「偏見のない」といった態度を表す形容詞として使われていました。
  • 政治用語としての始まり: 政治的な思想や運動を指す固有名詞としての「リベラリズム」という用語が最初に現れたのは、19世紀に入ってからです。
    • スペインでの使用: 1810年から1812年にかけて、スペインの国会(Cortes)の派閥が、国王を支持する保守派に対抗して自らを「Liberales(リベラレス、自由主義者)」と名乗ったのが、政治的なラベルとしての最も初期の例と考えられています。
    • 英語での使用: 英語で「liberalism」という名詞が初めて確認されたのは、1815年、または1816年(OEDによる)です。
    • フランス語での使用: フランス語の「libéralisme」は1818年頃に使用され始めました。
  • 思想の源流: 用語自体は19世紀に登場しましたが、その思想的基盤(個人の自由、法の前の平等、立憲政治など)は、それ以前の17世紀後半から18世紀の啓蒙思想家たち(ジョン・ロックやアダム・スミスなど)によって発展していましたこのように、「リベラリズム」という言葉は、まずスペインで政治的な党派名として使用され、その後ヨーロッパ全体に広まり、現在のような政治思想を指す一般的な用語として定着しました。 

そうなると、消極的自由で用いられる傾向にあろうイギリスにおいて、liberty と freedom の使い分けや印象の違いが気になります。

「自由意志」のフランス語、ドイツ語、英語はそれぞれ libre arbitre (フランス語)、freier Wille (ドイツ語)、free will (英語) で、ラテン語の liberum arbitrium に由来します。 

フランス語: libre arbitre 
ドイツ語: freier Wille 
英語: free will 

英語におけるlibertyの語源はラテン語、freedomの語源はゲルマン語


 二つの自由概念における消極的自由と積極的自由は、それぞれ前者のイギリスと後者のフランスの傾向にあり。穏健な先行市民革命のイギリス、急進な後発市民革命のフランスで、フランス革命の際にイギリスにおいてバークの保守思想が広まった。