虹色スタジアム -759ページ目

キミはドルパも知らないのか

ドルパ1

3月18日(日)。
ひょんなことから、
「ドールズ・パーティ」通称「ドルパ」なるものに潜入する機会を得ました。

パーティといっても、それは正装した人間の男女の集まりではなく、
フィギアや人形を製造する「VOLKS社」主催の展示即売会。
 *VOLKS(ボークス) http://www.volks.co.jp/
スーパードルフィー(SD)という
“フランス人形並みの精巧さを持つリカちゃん人形”のコレクターたちが、
ここでしか手に入らないというレア物を求めて集まるのです。

1体5~10万円もするらしい。
手足のパーツ、ヘアーも別売りらしい。
早朝から大行列ができるらしい。
コスプレの乙女・アキバ系男子が集まるらしい。
人形のメイク講座があるらしい。


ドルパ5


事前に入手していた情報は、
不気味という理由で
フランス人形をゴミに出そうとした過去を持つ私にとって、
どれも耳を疑うものばかり。
不可解かつ不確かな情報で頭の中をパンパンにして
出かけてゆきました。

会場(インテックス大阪1号館)で水先案内人のC嬢と合流し、
ドルパの招待枠を勝ち取ってくれたW氏と3人で、まずは会場を一回り。
ウォッチングをスタートすると、
期待していたコスプレ乙女率は予想よりはるかに低く、
1割にも満たない程度。
20~30代の、化粧っ気が少なく地味な印象の女性が多い。
「そうか、彼女たちは自分じゃなくて人形にお金をかけるのね」 と納得する。

男性陣は若干 年齢層が高く、20代後半~40代が中心といった感じ。
独断と偏見で言うと、アンバランスな雰囲気を漂わせる人が多く
「学生時代、同じクラスにいても友だちにはならなかっただろうな」 なんて思う。

ウェブで見るより流麗華美な人形たち。
フリーマーケット(フリマ)で売り買いされる、
ン千円~ン万円の手の込んだドレスや小物。
「ビューティーサロン」という名のSD解体ショー(=人形のメンテナンス)。
見るものすべてがめずらしく
視線キョロキョロ、携帯パシャパシャとせわしなくしていたわけですが、
もっとも驚いたのは、
参加者たちが、腹話術師のように人形を連れて歩いていること。
「人形を持って歩いてるんですね!?」と言ったら、C嬢に
「違います。持っているんじゃなくて抱いているんです」と訂正されました。

そう。彼女/彼らにとって、SDはカワイイわが子。
みなさんがお子さんにするように
キレイな服を着せ、一緒にお出かけしているわけです。
私は持ち合わせていない、この感覚。
60cm(生後2~5ヶ月の子どもくらい)の大きさの美女を抱いた
黒縁メガネ+乱れ髪+パーカー腰巻き+リュック+デジカメ+レフ板 の、
推定40代男性とすれ違ったときの驚きといったらもう!
ド肝を抜かれました。

街中でそうしていたなら、奇妙な視線を向けられるであろうに
そこでは彼らがマジョリティ(Majority)で、私がマイノリティ(Minority)。
「キミはドルパも知らないのか」
たぶん一瞬だけ合った彼の目線が
そう語っていたような気さえしたものです。

想像をはるかに超える世界。
彼らにとっての“非常識な言動”で反感を買ってはいけない。
そう思い、今日は見学だけにしようと決めていたのだけれど
やっぱり好奇心は抑えられず…。

終盤、C嬢とW氏がステージイベントに見入っている間に、
ひとり、別行動を実施。
フリマを開いている方々にお願いしてお子様の写真撮影をさせてもらい、
それから、言葉を選びながらお話も聞いてみました。

まぁ、大した質問はできなかったのですが
昨年1年で50万円以上使ったという方、
(自分は興味がなく)友だちのために小物を作っているだけという方、
外国で開催されたドルパにも参加したという方たちに
普通に生活していたら耳にしないであろうお話を聞けたので
初参加としては上出来と考えることにします。

ドルパ2


そうそう。最後にはこんなサプライズもありました。
それは、イベントの目玉、限定SDが当たるビンゴ大会中のこと。
“近所のおっちゃん”風のオジさまが、
近くのスタッフに聞いているのです。

「おう、兄ちゃん。
 人形ってことはアレか? ○ッチワイフなんかもあるのか?」

青年スタッフは文字どおり顔を赤らめて
「いえ、そういったものは…」

オジさまは「あっ、そうかい」と言って去ってゆきました。
招待状、あるいは
入場券代わりのパンフレットを買わなければ入れないハズなのに、
一体どこから紛れ込んだんだろう…。


おしまい。


【追伸】
最後まで読んでくださった皆さま。
長々と ご精読いただきありがとうございます <(_ _)>

香港戦&J開幕の前に

お知らせベルをひとつ。

スコアレスドローに終わったU-22日本代表の米国戦サッカーについて
賀川さんがコラムを執筆されました。

決定力不足とも収穫ありとも報じられたこの試合、
そして平山相太を、
賀川さんはどう見たのか――。

『Kagawa Soccer Library』内のコンテンツにて
今日中に更新される予定(ここは私の担当外)ですので
興味のある方は明日の香港戦前にどうぞ。

※キリンチャレンジカップの楽しみ
 http://www.fcjapan.co.jp/KSL/bunko_japan/kirin/

バックナンバーでどうぞ

今月19日、賀川さんが日経新聞・社会部の取材メモを受けました。

内容は関西のJリーグについてで
26日の夕刊・大阪版(29面)に掲載されました。
同紙をご購読されている方はぜひご一読ください。
逃された方、その他の方は、バックナンバーで本



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