読書メーター:ちょっちゅね!(具志堅用高)
ちょっちゅね! 〜具志堅用高脳内ファンタジー〜 を読んだ本に追加
ちょっと、アタマの休憩。
WBAライトフライ級タイトル13回連続防衛の日本記録を誇る、具志堅用高氏の珍言・迷語録集。
一番のツボは、座右の銘を問われての答え。他にも思わず吹き出してしまう名言が多々。公共の場で読むのはオススメできない(笑)。
とはいえ。本人のあいさつにある通り、クイズ番組のルールや、そもそも標準語がよく分からない状態であったことを思えば、珍言・名語録の数々がただ可笑しいだけでなく、氏の純粋でマジメな人柄が見えてきて親しみが増す。
読書メーター:救命(海堂尊)
救命 〜東日本大震災、医師たちの奮闘〜(海堂尊 監修) を読んだ本に追加
東日本大震災で医療活動にあたった医師たちのドキュメント。
自らも「九死に一生」の瀬戸際の中、避難・救命を陣頭指揮した医師。心のケアを担った医師。遺体の身元確認に尽力した歯科医師など9名。
理路整然とした語り口がかえって、現場の切迫感をより濃くする。
以下、文中より心に刻みたい言葉など
◆医者として悔いのない行動をとるという決心
◆心のケアの専門家だからといって、傷つかないわけではない
◆僕は医者だけれど、同時に被災者なんだ
◆医者になってよかったと思いました。オレなんかでも少しは役に立ったわけだから――
◆戻れるか、戻れないかを誰かが決めない限り、私を含めた(原発関係)被災者の悪夢はずっと続きます
◆自分が行って、何かしたことが、他人の喜びであるとともに、自分の喜びにつながるのが本当のボランティア
◆患者さんの側も震災を機に、日常生活での日本の医療の力を見直してほしい
◆日本のような先進国で身元不明者がいるなんて絶対に許せません
◆医者というのは、文句も言わず、お茶碗に入っている飯粒をひと粒、ひと粒食べるような仕事
読書メーター:幽霊でもいいから会いたい(谷口雅美他)
幽霊でもいいから会いたい を読んだ本に追加
7つの短編小説。7人のやさしい幽霊が起こしてくれる小さな奇跡のお話。
日常でやり切れない想いを抱えたとき、とてつもなく疲れてしまったとき、また手に取ることがあるかも。