咲かせたならば驕ることなかれ

流行り廃りは一瞬で移り変わる

水を注いで根っこを太くして

枯らすことなく時代を超えて

夏草の匂いとペトリコール

掻き分けて進む秘密の抜け道

手を引く君とはぐれないように

何度も合言葉を確かめながら

夏祭りの喧騒から少し離れた

神社の裏手にみんなで集まって

線香花火誰が一番長く続くか

夜空の星が笑って見ていた

右眼は宇宙エレベーターで

左眼はコックピットのスイッチ

引き出しは星の数よりも多くて

一度きりの人生じゃ足りないほど

社員寮で拾ったカードはどうやら

奴等が血眼で探しているものらしい

ハニトラや詮索を巧みに躱しながら

平穏な日常に戻れることを願うけど

どんな悲劇に襲われたとしても

日々は終わらず続いていくなら

ほんの少しの希望だけでいい

握り締めて生きていこうか

君がいなくなった空白な日常

例えるならパラレルワールド

残された僕に居場所などなく

退屈な日々が続いていくだけ

日傘で優雅に紫外線を交わして

レモネードで火照った体を冷まして

楽しみながら夏を乗り越えていく

後悔も染みも一つたりと残さずに

自分が一番綺麗に見える角度

知り尽くした上での計算なのか

単純な僕達は抵抗することもできず

甘い誘惑に引っ掛かってばかり

応援上映はパトカーが来るほど

大盛況だったと噂で聞くだけ

僕はセロテープの在庫の場所で

後輩にマウントを取ったりして