1486 106のポエムの素
咲かせたならば驕ることなかれ
流行り廃りは一瞬で移り変わる
水を注いで根っこを太くして
枯らすことなく時代を超えて
夏草の匂いとペトリコール
掻き分けて進む秘密の抜け道
手を引く君とはぐれないように
何度も合言葉を確かめながら
夏祭りの喧騒から少し離れた
神社の裏手にみんなで集まって
線香花火誰が一番長く続くか
夜空の星が笑って見ていた
右眼は宇宙エレベーターで
左眼はコックピットのスイッチ
引き出しは星の数よりも多くて
一度きりの人生じゃ足りないほど
社員寮で拾ったカードはどうやら
奴等が血眼で探しているものらしい
ハニトラや詮索を巧みに躱しながら
平穏な日常に戻れることを願うけど
どんな悲劇に襲われたとしても
日々は終わらず続いていくなら
ほんの少しの希望だけでいい
握り締めて生きていこうか
君がいなくなった空白な日常
例えるならパラレルワールド
残された僕に居場所などなく
退屈な日々が続いていくだけ
日傘で優雅に紫外線を交わして
レモネードで火照った体を冷まして
楽しみながら夏を乗り越えていく
後悔も染みも一つたりと残さずに
自分が一番綺麗に見える角度
知り尽くした上での計算なのか
単純な僕達は抵抗することもできず
甘い誘惑に引っ掛かってばかり
応援上映はパトカーが来るほど
大盛況だったと噂で聞くだけ
僕はセロテープの在庫の場所で
後輩にマウントを取ったりして

