1486 106のポエムの素
壁を壊すなんて労力の無駄遣い
スマートなやり方いくらでもある
軽い気持ちでトライしてみれば
不思議とすり抜けてしまうもの
メンタル弱いから一匹狼ぶって
その癖見捨ててはおけない性分
お前の方がとかムキになっては
裸の本音をぶつけ合っている
逸れる危険性はないって言っていた
再会した連中は不気味な様子だった
大丈夫エレベーターにさえ戻れば
きっと無事に帰れるはずだったのに
食欲が増すのは秋空のせいか
適当な動機付けで七輪を用意して
立ちこめる煙と美味しそうな臭い
道行く野良猫に自慢するように
すれ違う度に笑いかけてくれた
胸が苦しくて追い付けなかった
格好悪いのは今更のことだよね
玉砕覚悟で伝えてみたいんだ
流石にパンを4つも買ったのに
会計が98円なんてありえない
レシートを見せて懇切丁寧に
説明しても無表情に頷くだけ
目まぐるしく毎日は過ぎていく
気付けば辺りはすっかり夕焼色
向かい風の中スピードを上げた
ほんの少しでも何かが変わるなら
残り香は家に持ち帰らない
余所行きの関係で妥協したい
地位も名誉も捨てられない
だけど欲望に勝てはしない
瑞々しく実った大粒の野菜を
一つ一つ手作業で捥いでいく
肩に掛けたタオルで汗を拭い
日が暮れるまでもう一仕事だ
1プレイ500円もかかるゲームに
大の大人二人が夢中になっている
あと一歩のところで失敗した時に
放った暴言はここだけの秘密に

