アレルギーについて知っておきたい6つの原因 #003 | 頑張り過ぎない食育発見記/アレっ子ママの食育サポーター 加藤美佳

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食物アレルギーを持つ小学生ママは丁寧な食育のスペシャリスト!!
だと尊敬している、実は料理嫌いなずぼら管理栄養士加藤美佳が、頑張り過ぎない食育をテーマに発信しています。

食物アレっ子ママのサポーター、加藤美佳です。

食物アレルギーを持つ小学生のママ向けに、

管理栄養士の資格を生かしてバランスの良い

除去食のコツから、ママの心のデトックスまで

サポートしています。

 

みなさんもご存じの通り、

食物アレルギーはアレルギーの一種です。

そして、厚生労働省の調査でも、

いまやアレルギーは日本人の2人に1人が

持っているとの報告があります。

50年ほど前にはほとんど無かったのにです。

 

 

そして、残念ながら、食物アレルギーを

持っているという事は当然他のアレルギーを

持つ可能性があるという事になります。

となると、なぜアレルギー人口が増えているのか

その原因は何なのか気になりますよね?

 

今日はその原因として知っておきたい6つの原因をお伝えします。

 

①食生活の変化

 

 

食生活の欧米化によって、みなさんもご存じの

アレルゲンとなるたんぱく質の摂取量が増えています。

また、肥満になると自立神経の内の副交感神経が

優位になります。その結果、アレルギーと関係のあるIgE抗体の量が増えてしまい、食物アレルギーが悪化する傾向にあります。

 

②アレルゲンの増加

 

そもそもアレルギーを起こすアレルゲンの量

昔よりも増加しています。

特にスギ花粉とダニが顕著です。

特に、スギ花粉については、2040年には

現在よりも25%増加すると言われています。

 

また、家の中のダニについては、気密性が高くなり湿度が高くなりやすくダニが住みやすい環境を

作ってしまいがちです。

事実、30年前の3倍に増えています。

 

 

③環境汚染

 

体にアレルゲンが入っていた時に、

免疫反応を強くしてしまうスイッチの様な

働きをする物質があります。

例えば

ディーゼル車の排気ガス(海外ではディーゼル車の新車販売禁止を発表している国も増えてきました)

 

環境ホルモン(殺菌剤・防腐剤・殺虫剤・農薬食品添加物など)

 

 

 

④衛生仮説

 

 

衛生仮説というのは、現代の生活環境において

 

細菌や寄生虫の感染症が減ったことにより

アレルギーが増えたという仮説です。

 

アレルギーは白血球の内のTh1細胞とTh2細胞のバランスが崩れて、Th2が優位になる事でおきます。

そして、細菌に感染する事でTh1が優位になるのですが感染症が減った事でTh1が優位になりずらくなり、結果アレルギーが増えているという考えになります。

 

⑤腸内細菌環境

 

 

産まれたばかりの赤ちゃんは白血球内のTh2細胞が優位の体質ですが、その後腸内細菌のバランスが変わり、ビフィズス菌などによって徐々に

Th1が優位の体質になると言われています。

 

しかし、抗生物質の使用などで腸内細菌を叩いてしまいそのまま腸内環境を整えられなかった事によってTh2細胞が優位な状態を維持してしまう事がアレルギーの原因とも言われています。

 

⑥ストレス

 

ストレスを感じると交感神経でアドレナリン

多く作られます。

 

このアドレナリンがTh1細胞の働きを抑えるために、Th2細胞が優位になり、結果としてアレルギー体質になると言われています。

 

以上の6つの原因は、食事も含めた生活習慣を整える事で今すぐ避けられる物も有ります。

でも、環境的に直ぐには難しい物もありますよね。

 

この記事を参考に、新たに他のアレルギーを

避ける為に出来る事を家族で話し合ってみてくださいね。

 

参考文献

「臨床と研究・81巻3号」吉開泰信

 

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