乗り心地そのまま!足付き改善w
トライアンフ Tiger900のシートは、高さが2段階に調整可能で、他のアドベンチャーバイクよりも足付きは良いです。
ただ、シートが平(たいら)で角が立っていて内腿に引っ掛かる感じで、シート側面の皮の滑りも悪く、足をまっすぐに下へ降ろしづらいと感じてました。
そこで BMW G310gsでも実施した
シートの裏抜(うらぬき)を実施してみました。
興味のある方はご覧ください。
今回のポイントは、
足をまっすぐに下に降ろせるように、
- シートの角を柔らかく
- 滑りの悪いシートベース側面をカット
- 乗り心地はそのままに
❬裏抜準備❭
裏抜しながら、シートの下部分のべースをカットするかどうかを検討します。
シート裏のタッカーの針を抜きます。
マイナスドライバーとラジペンがあれば簡単です。
シートの後ろ側のタッカーは抜かずに残します。
❬裏抜方法❭
スポンジをラジオペンチでむしり、穴を掘ります。
穴に指を突っ込み、穴の広さや深さを確認しながら蜂の巣状に穴を開けます。
柔らかくしたいところを重点に。
これでシートが柔らかくなります。
片側の裏抜きをしたら、シート表皮を被せバイクにセットし、またがってみます。
シートの角が左内腿に当たる感じがなくなり足をまっすぐに下へ降ろせるようになりました。
微調整しながら右側も裏抜します。
シートベースの下側はカットしなくてもよい感じです。(G310gsはベースをカットしましたので、宜しければご覧ください)
❬裏抜のポイント❭
赤丸部分は、現状の乗り心地を優先するため裏抜きはしません。
足付きに影響する青丸部分を重点に抜きます。
※柔らかいシートが好みの場合は、赤丸部分も抜きます。
※ちなみに、オプションのローシートは、スポンジが20mmも薄く、またシートの角も立っており、乗り心が悪くお勧めしませんw
シートヒーターが入るスペースにメッシュのシートが入っていましたので戻します。
これはシートヒーター無しのシートですが、シートヒーター付の場合は、この部分のヒーターを外せば裏抜できると思います。
⬇️抜いたスポンジは捨てません。
抜き過ぎたと感じた時は、穴に戻します。
⬇️シートの皮を被せタッカーを打ちます。
シート屋さんになった気分で楽しい作業ですw
奥: 裏抜したシート
手前: オプション ローシート
裏抜シートは、外観や高さがノーマル状態と同じで、乗り心地も悪化しません。
一方、アンコ抜きをするとシートの皮がだぶつき、ステッチの位置も変わってしまいデザインも崩れます。
更に膝の曲がりもきつくなり、ハンドルも高くなります。
ローシートは、20mm 薄いですが、
裏抜シートの足付きは、ローシート以上の効果があります。また、シートの角により内腿が圧迫されなくなります。
裏抜するスポンジの量は、体重により人それぞれと思います。
自分にフィットしたバイクになり、より愛着も増しますよ。
◇興味がある方はトライしてみてくださいw