↑こちらの記事を書いて考えました。


いまだに「売買算の利益」という概念がピンときていなかった小6娘。
(以下囲みは前回のブログより)

何故、何度説明をしても「利益の概念」が抜けてしまうのかといえば、「利益を得る体験」をしたことがないからなのではないかと思います。


自分で物を仕入れて誰かに買っていただき、 仕入れ値と売値の差額で利益を得た体験がないからこそ、「利益」という概念が彼女にとってはピンとこずに、記憶から消え去ってしまうのだと思います。


かの有名なエジソン少年は小学校に行ったことはありませんが、12歳の頃から物を仕入れては市場で売っていたそうです。よって彼には「物を売って利益を得る」ということがどのようなことなのかということを、体験を通して本質的にわかっていたのだと思います。



私は娘が「売買算」を「本当の意味で」理解できるようになるためにはあと3年はかかるかもしれないと書きましたが、 3年後も売買算の概念を理解出来るようになるだけであり、「体験を通しての本質」を理解したことにはなりません。

売買による利益の「本質」を理解するには、「体験」を伴わなければならず、その体験とは物が売れなかった時の辛さや、人に頭を下げる経験、物を買っていただけた時の嬉しさや人の優しさ、大儲けをしたり大損をしたり、それにより家族を養ったりといった様々な事象を経験する必要があるのだと思います。


「売値-仕入値=利益」という机上理論を頭にいれたからといって、売買利益の全てを理解したような気になっている我々こそが、むしろ神様から笑われているのではないかとさえ思います。ショック


「1+1=2」であるという教師の教えに対して、エジソン少年は「なぜ」と疑問をもち、様々なパターンの可能性を問いましたが、エジソンの教師は皆の前で「うるさい、ばか者」とけなしました。

エジソンは小学校を3ヶ月で退学し、それ以降 一度も学校には行っていません。その後エジソンは史上最高の発明ができた要因を「私が学校に行かなかったからです」と答えています。エジソンは大学も出ていないため、発明に必要な数学や物理、化学などの授業も受けていません。

エジソンの電気の発明は電気理論から生まれたものではなく、1万回にも及ぶ試行錯誤の失敗と実験によって発見されたのです。

我々の学生時代にはとかく「概念理解の勝者」ばかりがもてはやされますが、最後的には体験者が理論者を凌駕していく瞬間をその後に多々みる事になります。

勿論、理論を理解し思考できる頭脳を持つ方々は本当に素晴らしいと思うのですが、大人になっても理論ばかりが先行し、体験が全く伴ってこないパターンもブログでもよく拝見します。このような方々の文章を読むたびに、思考力と体験のアンバランスを感じずにはいられません。

60代をこえても幸せに人生をパワフルに謳歌なさっている女性のお客様は、決してルックスや学歴が凄いのではありません。周りを明るくするパワーを持ち、キラキラとした波動を放ち愛されている女性なのです。

学校の成績ばかりを追い求めて、理論理解の出来不出来に一喜一憂している間に、肝心な本質を見失わないようにと自分自身に問いかけ続けたいと思う教育ママです。ネガティブ💦