昨日小6娘と算数の勉強をしていた昨日のお話です。
問題
400円で仕入れた品物に3割の利益を見込んで定価をつけると何円になりますか。
この手の問題は5年生の頃からもう何度も練習していますが、娘の記憶力は時が経つとゼロベースに戻るという特性があるため、「利益」の意味すらいまだにわかりません。
私「貴方が八百屋だとして、農家から人参1本を50円で仕入れてきたとするじゃない? あなたならその人参1本をいくらで売る?」


娘「・・・1万円」(ママは激怒しておりますので、娘も真剣に答えています)

私「もう一度聞くよ。あなたなら1本50円の人参をいくらで売る?」
娘「500円」

もう、まるでコントです。 小6女子との会話とは到底思えません。
私「じゃあさ、人参を1本100円で売ろうよ。そうしたら利益はいくらになる? 利益とは儲けのことだよ」
娘「利益は・・150円」

問題
1500円で仕入れた品物に、仕入れ値の2割の利益を見込んで定価をつけましたが、売れなかったので定価の1割引で売りました。この時の利益は何円ですか。
昨日はこの辺りの問題まで教えましたが、上記のようなコントを繰り広げる娘にこの問題を解説しても、根本的な理解は得られません。仕入値・定価・売値・利益などが「本当の意味で」理解できるようになるためには、 あと3年はかかるかもしれません。(それまでは何回繰り返してもゼロベースに戻るであろう)
その頃には中学受験、終わってますからあ。

そんな娘がこれから先どうなってしまうのかと頭が真っ白になる瞬間がありますが、あまり勉強ができなかったとしても女性には十分に生き残る戦略があります。
私は呉服屋ですが、いわゆる高学歴女性のお客様にはお給料の高い方々がたくさんおられます。某国立理系大学院を卒業され、有名な製薬会社の研究開発部門の最先端にいるお客様のお話などを伺っていると、凄くかっこいいなあと思いますが、
女性が60代以上でも幸せに居続けるために本当に必要なものは、ルックスや高学歴ではなく、「明るくて前向きな性格」であり、「働き者」であること。
25年間にわたり何千人という女性たちを見続けてきた私は、そう感じています。
よって娘がもしもこれからも、仕入れ値と売値と利益の関係性が全く理解できなかったとしても、「明るく前向きな 性格」を手にいれる事さえ出来れば、夫や子供に愛される幸せな女性になれると、母は自分自身に何度も何度も言い聞かせているのでした。💦