昨日こちらの↓記事を書いていて感じた事がありました。

(参照書物)

 

性犯罪者が抱える「認知の歪み」は、性犯罪者以外にも当てはめる事が出来ると感じました。

昨日の記事を「他人に危害を加える人々」に当てはめ直せば、

~ネットに誹謗中傷を書き込む人の認知の歪み~
① ひどい書き込みをすれば逮捕されてしまう可能性があるにもかかわらず、そのような可能性を気に止めることができない(書きたい衝動が勝ってしまう)

②反復される誹謗中傷行為(特定のターゲットに対しての 異常なまでのこだわり)

③ 自分が行っていることは 誹謗中傷ではなく正当な批判であると勘違いをしてしまう。

④誹謗中傷をされる相手の気持ちに関心がなく、相手がどれだけ傷つくのかという気持ちを理解できない。

⑤相手の気持ちを思いやれずに自分を正当化してしまう。

⑥ 家族の存在はストッパーにならない(家族に迷惑がかかることなど想像もできない)

そしてこれを、DVを繰り返す人にもあてはめてみます。

~家族や恋人にDVを繰り返す人の認知の歪み~
①DVをすれば逮捕されてしまう可能性があるにもかかわらず、そのような可能性を気に止めることができない(殴りたい衝動が勝ってしまう)

②反復される暴力行為(特定のターゲットに対しての異常なまでの苛立ちやこだわり)

③自分のDVは大したことではないと軽く考えてしまう

④DVをされる相手の気持ちに関心がなく、相手がどれだけ傷つくのかという気持ちを理解できない。

⑤相手の気持ちを思いやれずに自分を正当化してしまう。(俺を怒らせるお前が悪い)

⑥ 家族の存在はストッパーにならない(家族に迷惑がかかることなど想像もできない)

『これらの行為は社会生活の中での孤立やストレスが溜まったことがきっかけとなり、その依存度が強まってしまうのだそうです。

孤立やストレスが「支配」「優越」「復讐」「依存」などの欲求を増大させ、危害行為がうまくいくことでその欲求が一時的に充足され、習慣化されていく』(『』部分本書より引用)

依存にとらわれない人にとってみれば、何故彼らが自らの危険を冒してまで、危険な行為を繰り返すのかが理解できません。また何故相手の気持ちを理解できないのかも理解できません。

普通の人には理解出来ない垣根をやすやすと越えてしまうのは、「認知の歪み」により、正常な精神のストッパーが完全に外れてしまっている状態なのだと思います。

他人に危害を加えてしまう人たちは、知能が低いから他人の気持ちが理解出来ないのではなく、認知が歪んでいるから物事を正常に捉えられないのだとすれば、この「認知能力」こそが人生を左右する大きな影響力を持つ気がします。

この「認知の歪み」と呼ばれる思考の癖は、発達障害的な生まれつきのものなのか、それとも生育環境などによる経験や思考から起こってしまうものなのか。

またそのような本があれば読んでみたいなと思いました。照れ