こちらの本を読了いたしました。照れ

 

 著者はこちらのブログでもレビューさせていただいた、 精神科医で医学博士の岩波明教授です。


P26本書引用

ネット住民たちの本当の目的は 正当な非難ではない。ネット住民たちはバッシングすべき対象が見つかれば相手は誰でも良い。ただ、他人を徹底的に攻撃することが心地よいのである。



なぜ日本ではネットバッシングが横行するのか。「メンタリティが類似している日本人においては 皆が同じような 嫉妬心を抱きやすいため、学校や職場やネットにおける集団による陰湿ないじめやバッシングに繋がりやすい」のだと指摘しています。



ネット上でバッシングをする人は、普段自分が感じている 悔しい思いや妬みの気持ちがバッシングの原動力となり、バッシングすること自体に喜びを感じているため、バッシングの内容など別になんでも構わないのだそうです。


日本人の多様性のなさ、均質制の大きい社会では「そこから外れる人」を不寛容にバッシングします。


ネットで誹謗中傷をする人というのは、日本人が100人いれば1人ぐらいの割合なのだそうです。確かに100人もいれば、1人くらいは変な人がいてもおかしくはないし、 そのようなレアキャラクターな方々の精神構造を一般の人々が理解できないのも納得できます。(私にはどうしても理解出来ません悲しい)

上記記事からのアンケート結果です。↓
①ネットバッシングは50代以上の男性が 一番しているということ。びっくり

② 匿名掲示板でのバッシングが一番多いこと
③誹謗中傷の動機は「正当な批判をしたまで」と考えていること
④日本人の8割近くは誹謗中傷を現状より厳しく取りしまった方が良いと考えていること。

引用

ネットバッシングをする人々には「年収の高めなおじさん」が多く、「正義感」に溢れて誹謗中傷をするため、「自分は正しいことをしている」と「自己を正当化」していると言えます。


毎日新聞の取材班によるこちらの本もポチってみました。↓

 

ネットに溢れる誹謗中傷を見ていると、まるで日本人の多くが裏で誹謗中傷をするような人間なのかという錯覚に陥りそうになりますが、そのような人は100人に1人のレアキャラなのだということをよく覚えておこうと思います。