アントニオ猪木さんが、
お亡くなりになりましたね。
ぼくのような40代の男たちにとって、
アントニオ猪木さんこそカリスマで、
唯一無二のスーパーヒーローです。
なんか、別格。
だれかと比べるのはナンセンス。
そういう存在でした。
週刊プロレス、
すぐに買いに行きました。
この数年は難病と闘われていましたね。
その姿もYouTubeで公開されていましたが、
すっかり変わってしまった姿でも、
不思議なほど、がんばろう!
と元気な気持ちをいただけたんですよね。
猪木さんの思い出
ぼくの猪木さんの思い出といえば、
新日本の名古屋大会を観に行ったことです。
当時はたしか、
引退前のファイナルカウントダウンの時で、
名古屋の大会では試合がなかったんです。
それなのに、
大会の合間の休憩時間に、
そろそろ試合が始まるからと席に戻ると、
不意に、猪木ボンバイエが流れだし、
猪木さんが入場してきたんです!
その瞬間、
身体中の血液が一気に沸騰した気がして、
「イノキ!イノキ!」
と叫ばずにはいられなくなりました!
それはぼくだけでなく、
一緒に行った友達はもちろん、
観客全員が同じ気持ちだったと思います。
だって、猪木さんの入場のときが、
その日一番盛り上がったんですから😆。
ガリガリ君の真相
YouTubeの話に戻りますが、
猪木さんの最後の映像は観ましたか?
ちょっとネタバレになってしまいますが、
最後にカメラの前に車椅子で出てきて、
ガリガリ君を食べるんです。
その動画では、その理由も語られます。
なんと、
ガリガリのイノキが、
ガリガリ君を食べる。
というギャグをファンに見せたかったと。
その真相を知った瞬間、ぼくは思わず、
涙を流しながら笑ってしまいました。
その闘魂なら真似できる
多くの人は、
難病になったときは絶望して、
自分の不幸しか考えられなくなります。
難病どころか、
仕事で失敗したり、
人に裏切られたときでも、
「もう、ダメかも・・・。」
と自分を嘆いてしまうと思います。
それに比べ、
起き上がるのもままならないはずなのに、
猪木さんは最後までファンを喜ばせようと、
今できることを考えていたんですよ。
これは本当にすごい話で、
ぼくも真似しなきゃ!
と反射的に思ったほどです。
ぼくも経験がありますが、
やっぱり仕事や人間関係で、
裏切られたり逆境に陥るようなときは、
気持ちが暗くネガティブになるし、
自分のことばかり考えがちになります。
でも、猪木さんの姿勢からは、
たとえ逆境に陥っていても、
自分を待っている人はまだ存在している。
それなら、
ネガティブなことを考えているより、
待っている人が喜ぶこと、
周りの人を元気付けることを考えたい。
Do my best!
ベストを尽くす!
とはちょっと違うなあ。
そのとき、
自分ができる範囲で、
周りに喜ばれることはないか?
今、できることは?
そういうことばかり考えている。
そういう人の周りには、
やっぱり人が集まる気がします。
闘魂の正体って、
そういうことだったのかも。
そういえば、
猪木さんは技をかけているとき、
2階席のファンにまで目配せしていたとか。
帰り道、ファンはみんな、
「今日、猪木と目があったんだぜ!」
と興奮して満足げに帰ったんですって。
さあ、明日も一緒に機嫌よくいきましょう!
ダーーー!