テルペノイド類、アズレン誘導体、ビサボロール誘導体!
お茶として飲むならローマンよりジャーマンじゃね?
と女子高生の間で語られているかどうかは、まず語られていないでしょうけど、カモミールティーとして飲むのはジャーマンの方が多いのではないでしょうか。
今回は、カモミールの化学成分からみてみましょうか。
まず、カモミールの主要成分としてあげられるのが、テルペノイド類です。
植物性テルペノイドは、抗菌性や抗腫瘍性があるとされ、花の黄色の発色にも関係しているんですって。
そういえば、カモミールの真ん中は綺麗な黄色ですよね。
さて、ジャーマンカモミールですが、特徴的な成分があります。
まず、アズレン誘導体。
スペイン語の「青い」を意味する「azul」が由来の言葉です。
穏やかな抗炎症作用が特徴で、実際に目薬や胃薬の成分として使われています。
最近は合成できるようになったようですが、以前はジャーマンカモミールから精製していたんですって。
もう一つが、ビサボロール誘導体です。
抗刺激性、抗炎症性、抗菌性があります。昔から肌を保護する効果があると言われていたようです。
また、香料としても使われれます。
このように、ジャーマンカモミールは科学成分からみても、ストレスで荒れた胃の回復や肌荒れに効果があることがわかりますよね。
湿疹や肌荒れがきになる場合は、入浴剤代わりにお風呂に入れてもいいと思います。
とにかく重要なのは、ハーブは穏やかに効くのが特徴ですから、症状がひどくなってから慌てて飲むのではなく、普段からお茶の一つとして飲む習慣をつけることです。